令和5年第1回定例会

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4945◯教育長(竹内道則君)  私からは、大きい御質問の5番目に順次お答えいたします。
 まず、不登校特例校の設置についての御質問です。不登校特例校は、不登校児童生徒に応じた特別の教育課程を編成して教育を行う学校で、全国に21校設置されております。不登校特例校の設置は市区町村にとっては負担が大きいため、東京都教育委員会は学校への移行を前提とした不登校特例校分教室を位置づけております。武蔵野市においてのチャレンジルームは、いわゆる適応指導教室で、不登校児童生徒の社会的自立に資することを目的として、心理職による相談や指導員等による個別の学習支援などを行う施設です。このように、不登校特例校分教室とチャレンジルームは、別の機能、役割を担う施設であるため、仮に不登校特例校分教室を設置した場合でもチャレンジルームは存続させる必要があると考えております。現在、都内に分教室は4校ありますが、設置している4自治体ともに適応指導教室と分教室の両方を設けているところです。保健センターの増築及び大規模改修において、チャレンジルームと不登校特例校分教室を一緒に設置することは物理的に困難ですので、チャレンジルームを移設し、関係機関との連携により相談機能の拡充を図ることとしています。不登校特例校については、様々な不登校対策の中で、国や東京都の動向を注視しつつ、引き続き研究してまいります。
 そして、大きい御質問の2番目、オンラインカウンセリングの開設についての御質問です。オンラインを活用したカウンセリングは、相談しやすいという利点があり、オンラインを利用したサービスは今後も増加するものと考えます。市として、オンラインカウンセリングを開設するに当たっては、市役所の中でもオンライン相談を実施している部署がないこと、対応できる専門家の確保や相談員の体制づくりなど市単位で導入するには課題が多く、より広域的な対応が必要となるため、教育委員会としては、現在、東京都やNPOが実施するネットを活用した相談を広く周知し、活用につなげていきたいと考えています。
 以上でございます。

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