4960◯4 番(桜井夏来君) 御答弁ありがとうございます。壇上で言いたいことは大体言ったものですから、そんなに再質問があるわけではないのですが、何点か追加でお聞きしたいと思います。
まず、大きなテーマの1番に関しては、基本的に私が望むような方向で取組が進められているものというふうに理解をいたしました。
大きな質問の1の(4)に関する話ですけれども、くらし地域応援券は非常に有効な取組であるけれども、それだけではなくて、各種の業態において必要に応じて、例えば燃料費においてエネルギー価格の高騰の影響を大きく受けているような業種に対する。これは2番の質問とも関連してきますけれども、例えば介護保険に関わる事業を行っている事業所などは、2番の質問の中でも申し上げたとおり、介護報酬というものが簡単には上がらないものですから、燃料費が上がると、それはもろに経営に負担としてのしかかってくるような状況がある。こういう状況を捉えて市としても支援を行っていらっしゃるということが、質疑の中で市長のほうからお話がありましたので、この点に関しては引き続きしっかりと取り組んでいっていただきたいなということで、要望とさせていただきます。
次に大きな質問の2番目です。例えばケアリンピックの話、(3)の質問です。市としてはもちろん、この事業の意義ということをしっかりと強調されるのは分かりますし、参加者のアンケート等を見ても、おおむね評価するような返答があるという御紹介がありましたけれども、私は家族が実際に介護の仕事に従事しているのですが、そこから聞こえてくる声と、例えばそうやったアンケートを取ったときに上がってくる答えというのは、やはりちょっとギャップがあるのかなという気はしています。どうすればそこら辺がもっと本音で話ができるのかなということは考えますけれども、例えば1つの御提案として、この間、NPOで市内で取組を行ってこられた事業所で、事業の継続を断念された事業所があったと思います。
断念される過程においては、もちろんいろいろな事情があったと思いますので、一概には言えないのですが、例えばそういったところと丁寧にお話をされて、どういった課題があったのか、どういった支援があればもうちょっと続けることができたのかというようなことを、追跡で調査していただくことはできないかなというふうに思っています。これは、今後同じように、せっかく思いがあって福祉の分野で活動しているにもかかわらず、十分な支援が得られなくて断念するという事業者が出ないようにするためにも、非常に重要なことかなと思いますので、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。
それから大きな質問の3番に関して、空き家調査は改めて。全数の検査は相当大変なことかなと思うので、どういう形で追跡調査されるかというのは御検討の余地があるかなと思いますけれども、取り組まれるお考えがあるということで承りましたので、これはぜひお願いしたいなというふうに思っています。
ただ、前回の調査、これは非常に画期的なものだったと思うのですが、これが結果として武蔵野の空き家率が低い値が示されたことの原因の一つに、もしかすると、その調査の過程で、所有者の方に対してアンケートを取って使用状況を伺うというようなプロセスがあった。そうなると、例えばそこで、実際には客観的に見れば空き家としか言いようがないような状態にあっても、いやいや、まだ使っているのだ、まだ住むのだという返事があった場合に、それが空き家として計上されなくなってしまうのではないかなということもちょっと懸念しております。再調査を行うに当たって、そこら辺どのように取り組まれるのか。
というのは、特に、今、国会で進んでいる改正がもしこのまま通れば、この管理不全空き家に対する行政の関わりというのは、今まで以上に強い働きかけをすることが求められるようになるのだなというふうに思います。管理不全空き家に対して、ある種のペナルティを科すというような方向性が示されていますので、そうなると行政としても、これは客観的なしっかりした調査を行わないといけなくなるのではないかなというふうに思いますので、この点について、お考えをお聞かせいただければと思います。