5007◯市 長(松下玲子君) 美術館について再質問いただきました。
まず、モニタリング調査で来街者と市民との割合についてどう思うかということかと思いますが、最初の吉祥寺美術館の特徴でもお話をしましたが、市民のみならず、企画展に魅力を感じて市内外から人が訪れてくださるのは、大きな意義というか、観光資源としたら言い過ぎかもしれませんけれども、人にわざわざ来ていただくことができる施設としては、最初にお答えした、吉祥寺のまちの魅力にもつながっているので、これは一定そういう評価ができると思っております。
おっしゃるような調査手法につきましては、施設のモニタリング調査となっておりますので、そこに来た方に調査を行った結果が、満足度が高いということで出ておりますので、これは一定の条件の下で出した吉祥寺美術館に対する調査としてお受け止めいただければいいと思います。また市民全体に認知度を聞く調査だったりとか、市民全体に必要性などを聞いていく調査というのは、また別のものであろうという認識を持っております。
そしてどのような在り方を目指しているかというのは、こちらも文化振興基本方針において5つの方針を掲げております。その一部を紹介しますと、誰もが芸術文化を享受できる機会をつくる、芸術文化を身近に体験、活動、交流できる環境をつくる、地域の芸術文化資源を活用し、それを活かすまちにするなど、文化振興基本方針における5つの方針に沿って、実際に吉祥寺美術館があるというふうに認識をしております。
その意味でも、専門性について、ちょっとそこは意見の相違なのか、あれがあると思うのですけど、館長というよりも、学芸員が現在3名おりますが、学芸員が有資格、資格を持って、専門性高く、企画展などを様々作家さんなどと交渉して実現しているというふうに、私は認識しております。それも、実際に合議制です。先ほど最初にも御説明をいたしましたが、外部の専門的な方の意見も取り入れながら、企画会議において提案し、そして作品展、企画展というのを行っております。
もう1点が、無作為抽出の調査をすべきとのことですが、今後何らかの方向性なり、移転なり、あとは何が考えられるかな、様々吉祥寺美術館について、今回御質問にもあったプールのような、今後改修を行うとか、移転をするとか、市としてどのようにしていくかなど、決めなければならない方向性を定めるときには、必要に応じて無作為抽出等も含めた調査というのは行っていきたいというふうに思います。
以上です。