5009◯市 長(松下玲子君) 3点、再質問にお答えをいたします。
まず美術館についてのアンケートですが、今、市では市民アンケートかな、隔年でアンケート等を取っておりますので、そうした中の項目で確認していくのは、可能性はあるかなというふうに思いますが、中には、美術館に関心のある方もいれば、関心のない方もいらっしゃいます。使わない方、関心のない方にとっては、公が市立の美術館を持つということについての別の意見もおありかなとも思います。全ての方が美術や文化に関心があるとは限りませんので、その辺りは、どう思いますかというのがなかなか難しい。
プールに関しても言えることですけれども、市のプールを使わない方にとっては、民間のプールを使っているのでそっちに補助してくれたほうがいいという方もいらっしゃいますし、使っている方にとっては、改修してほしい、存続してほしい、いろいろな御意見がありますので、何か目的がなくアンケートを取るということには、方向性なり市政の課題なりを解決していくための御意見を伺うほうが、私は望ましいのではないかなと思っております。また自由意見記載欄もございますので、特に美術館をもっと充実させてほしいなどありましたら、自由意見にもお書きいただければなとも思います。
そして蔵野議員がおっしゃるような、また市民の方、美術に関わる皆さんが求める、もっとしっかりした美術館というのは、お気持ちとしては、私も美術が好きなのでとてもよく分かるのですけれども、やはり最初にもお答えしたような施設の制約、今の吉祥寺美術館の高さとか、あとは大きな作品が入らないですとか、規模などの制約が非常に大きいというのは、これはお伝えしたいと思います。そうした制約の中で、それであっても魅力的な企画展を行って、市民や来街者も含めて年間3万人近くいらっしゃる、これは一定評価すべき数字ではないかなというふうに思いますので、今ある条件の中で最大限活用しながら、また様々な市民の皆様の御意見も取り入れながら、よりよい美術館となるように努力をしていきたいと思います。
2点目がマニュアルづくりです。各種の避難所運営組織等のマニュアルづくりについて、こちらは市では平成25年度に福祉避難所運営マニュアルガイドラインを作成しておりまして、各避難所はこのガイドラインに基づいて、各施設におけるマニュアルを作成することになっておりますが、法的義務があるというわけではなく、現在も作成している施設とそうでない施設があることを認識しております。マニュアルの作成については、御相談をいただきましたら、市の職員が対応してお手伝いをして、作成していきたいと思っております。
もう1点、最後が、夜間、休日等に警報が出た際のメール等の配信の取組ですが、警報等が出た際に防災安全部が自動参集する仕組みにもなっておりますし、警報が出なくても、市民の安心・安全に影響を及ぼすような災害があれば状況に応じて参集するなど、対応する体制は取っておりますので、そうした中で解決していきたいと考えております。