令和5年第2回定例会

  • マッチ発言
  • 発言
  • マッチ箇所

0箇所マッチ

5396◯教育長(竹内道則君)  私からは、ダブルケアの観点を教育に入れることについての御質問にお答えいたします。
 人生100年時代と言われるこれからの社会において、ダブルケアに限らず複数の困難を乗り越えていくために、様々な人と協力し、時には援助をためらわずに受けながら、力を合わせて解決していく姿勢を育成することは重要であると考えます。例えば、子どもたちは、運動会や宿泊行事などにおいて、行事の成功のために役割を決めて協力し合っています。こうした取組は、直接ダブルケアの視点につながるものではありませんが、協力して困難を乗り越えていく姿勢を養う上で重要であると考えます。
 また、中学校家庭科においては、学習指導要領に、自分の成長と家族や家庭生活との関わりが分かり、家族・家庭の基本的機能について理解するとともに、家族や地域の人々と協力・協働して家庭生活を営む必要があることに気づくことが内容として示されております。具体的には、家庭や地域の人と協力・協働して、看護や介護、子育てといった仕事があること。こうした家庭生活を支えるために、介護施設やケアマネジャー、保育所や学童、ファミリー・サポート・センターなど子育てを支える仕事があることを学んでいます。
 高齢者の視点を学ぶという点では、総合的な学習の時間において、武蔵野市民社会福祉協議会と連携したシルバー体験、認知症についての学習プログラムの体験などに取り組んでいます。子どもたちに対しては、ダブルケアに限らず、困ったときには、スクールカウンセラーをはじめ様々な相談先があることを学校で継続的に周知をしております。これらの学習や取組を通し、地域や様々な人々と協力し、時に援助を求めるなど、ダブルケアに限らず自身の困難を乗り越えていく姿勢を育んでまいりたいと考えています。
 以上です。

コメント投稿

もうアカウントは持っている? ログインはこちら

登録していない? アカウント作成