令和5年第2回定例会

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5408◯市 長(松下玲子君)  きくち由美子議員の一般質問に順にお答えをしてまいります。
 まず、1点目の御質問の、私の部分が4)についてです。武蔵野市長期計画条例に基づき、市の政策は原則として長期計画に位置づけた上で実施されるものと認識をしております。学校給食の無償化は、子育て支援の観点から重要であると考えますが、財政面の負担も踏まえ、現在策定中の第六期長期計画・調整計画策定委員会での議論が必要と考えます。
 5)についてです。給食費無償化の経費といたしましては、事業規模約4.8億円ということで、一度始まりますと、毎年度、確実にこの経費が支出されることになり、財政面でのインパクトが非常に大きい事業であると認識をしております。現時点で給食費無償化を進めるような国や東京都の補助メニューは存在しておらず、仮に実施となると、市の一般財源で全額負担することになりますので、これが将来にわたって経常経費化されることになるという認識を持っています。そのため、やはり最初にお答えをしたように長期計画・調整計画の中でしっかりと議論を行って、市民の理解や議会の理解が得られるのかということは武蔵野市にとって非常に重要な部分であるという認識を持っております。
 2点目の質問の1)についてです。長期休み期間中の弁当持参について、保護者アンケートなどでも負担があるという意見をいただいており、課題があるという認識を持っております。
 2)についてです。現在、一部の学童クラブでは、長期休み期間中、父母会主体で弁当配食サービスを実施していますが、この弁当配食事業を学童主体で行ってほしいという要望があり、また、給食を要望する声も少数ながらあるという認識を持っております。
 3)についてです。都内においては八王子市が一部の学校で実施をしておりますが、令和4年は68校中21校で実施し、期間は5日間のみと伺っております。給食設備のメンテナンス、学校の保護者面談等により、5日間が限界であるというふうにも伺っております。
 5)についてです。弁当配食や給食を学童クラブ主体で行うことにつきましては、アレルギー対応や食中毒、衛生管理等に相当な配慮が必要となり、人員体制の問題等、実施には多くの検討課題があると認識をしておりますので、現在のところ、学童クラブ主体での実施というのは考えておりません。
 3点目の御質問についてです。1)について、6月2日から3日の豪風雨による武蔵野市内の被害状況につきましては、床上浸水が1件、倒木が6件、道路冠水が5件となっております。
 2)についてです。北町保育園前の交差点にある下水道幹線では、6月2日未明から降り続いた雨により、下水道管内の水位は高い状態となっていましたが、大雨警報が出され、6月3日午前0時30分頃から幹線水位がさらに上昇し、マンホールから溢水が発生し、午前0時53分頃に幹線水位は最大となりました。
 3)についてです。台風2号による北町雨水貯留施設の貯留量としては、6月3日の冠水開始から終息までの約30分間で2,000立方メートルを貯留し、最終的には2,094立方メートルを貯留しました。北町雨水貯留施設の警戒態勢としては、防災課と下水道課が6月2日から3日にかけて態勢を組み、パトロールとともに、下水道幹線水位やライブカメラでの現地状況の監視を行っており、冠水発生を確認後、すぐさま現地へ向かい、安全確保や、落ち葉等の流入、阻害物の除去を行いました。
 4)についてです。災害時あるいは災害の発生のおそれのある場合の市民への情報伝達については、防災行政無線の屋外スピーカーによるほか、市のホームページ、あるいは防災・安全メール、ツイッター、LINEによる伝達を行っております。防災行政無線が聞き取りにくいという声もございますので、防災行政無線の放送内容を直接電話で確認する電話応答サービスも実施をしております。
 続いて、4点目の御質問の1)についてです。歯科健康診査は、歯周疾患の早期発見に努めることで健康で快適な市民生活に寄与することを目的としています。歯科健康診査をきっかけに、定期的に御自身で歯科医療機関を受診することで、市民の口と歯の健康を保ち、健康増進を図っていきたいと考えております。
 2)についてです。武蔵野市歯科医師会に歯科健康診査を委託し、市の指定歯科医療機関での健診の実施、実施結果の分析を行っています。啓発活動については、市の健康だよりや市報、市ホームページ、チラシ、ポスターなどで周知を図っています。令和5年度から、将来的な国民皆歯科健診を見据え、40歳以上の市民全員に受診券を送付することで、健診を受けやすい環境を整え、健診をきっかけとした、かかりつけ歯科医の推進を図っております。
 3)についてです。令和4年度の年齢別の受診率は、40代が3.9%、50代が6.2%、60代が9.7%、70代が13.4%、80代以上が9.8%です。令和3年度以前の年齢別受診者数等につきましては、「武蔵野の福祉」を御参照いただきたいと思います。ここ数年の傾向としては、全体の受診率、各年齢別受診率、ともに上昇傾向にございます。
 4)についてです。市では、第4期健康推進計画において、歯科健康診査受診率の目標値を10%としています。令和5年度から、市の歯科健診事業については、全対象者に受診券シールを送付し、市への申込みが不要となります。市民の利便性が向上し、受診率が上がることを期待しております。
 5点目の御質問についてです。フレイル予防につきましては、現在、武蔵野市では、住民主体の活動でもありますテンミリオンハウスやいきいきサロンを行っており、不老体操や地域健康クラブ、社会活動センターや健康づくり支援センターで行われる運動や趣味活動、老人クラブなど、様々なニーズに対応した事業を実施しております。
 6点目の御質問の1)についてです。路上駐車に関する市への問合せ等については、令和4年度は1件でした。道路交通法違反の苦情等は、交通管理者である武蔵野警察署へ問合せがあるものと認識をしております。路上待機ダンプカーにかかわらず、交通課題となる様々な問題が発生した際は、武蔵野警察署と都度、協議や相談等を行っております。
 2)についてです。石神井川上流第一調節池(仮称)の工事車両に関しては、周辺地域への配慮や安全対策等について、都に意見書や要望書を提出し、工事計画に反映するよう要望してきました。本年1月に開催されました都の説明会では、当初計画から変更し、市道第114号線伏見通りから工事車両を出入りさせるとの説明があり、交通対策上の安全性が一定程度確保されたと考えております。また、路上の待機車両については、無線等を活用し、現場周辺で車両が待機することがないよう、工事受注者に対して指導監督を徹底すると聞いております。
 続いて、7点目の御質問についてです。1)と2)について、関連しますので、まとめてお答えをいたします。5月初旬に調査を行っていますが、自転車ヘルメット購入補助金制度を設けている自治体及び導入を検討している自治体がそれぞれ複数あると認識をしております。本市においては、市内在住の中学生以上の方を対象とした自転車安全利用講習会の受講者に対して、自転車ヘルメットの購入費用の助成について、本定例会での補正予算にて計上をしております。
 他の質問については、教育長からお答えをいたします。

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