5441◯市 長(松下玲子君) 東山あきお議員の一般質問に順にお答えをしてまいります。
まず、私は、大きな2問目について、1から3までございました。順にお答えをします。お答えの前提といたしまして、本市の行政評価制度を御紹介もしておきます。本市の行政評価は、2つの手法からなります。一つは、御質問をいただいた事務事業(補助金)評価であり、事務事業レベルで毎年評価をしています。もう一つは、施策評価で、長期計画の施策レベルで4年ごとに評価をしています。
1つ目についてです。全ての課で実務に携わる職員が所管事務全てに対しブレインストーミングを実施し、評価候補を抽出し、行革推進本部で選定を行っています。選定後、議会にお示しし、意見をいただくことで妥当性を担保しています。
2つ目についてです。費用や職員業務量など客観的な情報も入れることで、事務事業評価にふさわしい評価項目としております。
3つ目についてです。執行機関の事務執行について監視及び評価する議会の関与が重要と考え、決算、予算の段階でお示しをしています。他の外部機関の活用は慎重であるべきと考えております。
続きまして、大きな3問目の御質問についてです。まず、自治体DXについての1つ目の御質問です。例えば、令和4年度実績では、処理時間数として年間1,555時間削減ができました。人件費換算では、年間約708万8,000円分を削減できたと見込んでおります。
2つ目についてです。第七次総合情報化基本計画期間の初年度となる令和5年度では、新たに10業務を対象に、AI、RPAによる業務改善の検討を行う予定です。
3つ目についてです。本市では、令和元年度から導入を開始し、実証実験も兼ねて試行を重ねてきました。また、この間、AI、RPAの導入と活用に関するノウハウや実績も蓄積され、本格導入から入る例もございます。いずれにいたしましても、必要に応じて、実証実験や事前の効果検証を丁寧に行っております。
4つ目についてです。削減時間の見込みは導入する事業によっても変わりますが、毎年度、年間1,500時間程度の削減効果がありました。また、AI、RPA導入に係る年間コストは、平均すると560万円程度であります。
5つ目の御質問についてです。導入後も導入課がその適切な運用管理を継続できるよう、システム操作研修を毎年度実施するなど、情報政策課でフォロー体制を組んでおります。こうしたシステム操作研修を含むDXに関する庁内外の様々な研修実施やシステム導入運用支援を通じて、庁内デジタル人材の育成を進めております。
他の質問については、教育長からお答えをいたします。