
大野あつ子
映像ID: 2469
5482◯3 番(大野あつ子君) ありがとうございます。ひきこもりの方が行かれる場所というのは、国立市のからふらっとを見てきたのですけれども、普通の会議室でした。月に2回やっているのですけれども、二、三十人集まって、1時から5時までやっているのだけど、終わっても帰らないぐらい。知り合いとは話せないけれども、自分の話を聞いてくれる人がいる、また仲間がいると思うと。コンビニには行けるひきこもりの方もたくさんいらっしゃるそうです。友達には会えない、知っている人には会えないけど、コンビニとか、2駅先のどこかのスーパーとかは行けるということなのだそうですので、ぜひお考えいただければと思います。
次に、もう時間がないので、不登校のほうの支援の質問をさせていただきます。まず、この不登校支援のところで、相談ということで、1の10、11、12あたりで聞かせていただいたのですけれども、1つは武蔵野市、不登校、支援と検索すると、教育支援センターの相談窓口とか、不登校のホームページのところもあるのですけれども、この不登校のホームページのところが、チャレンジルームとクレスコーレのリンクだけ張ってある感じなので、やはりもうちょっと分かりやすい名前、窓口に。
もともとは不登校の子たちって、10人とか20人とか、少ししかいらっしゃらなかったけど、今200人という規模でいらっしゃるので、この教育支援センターというのは、発達障害とか様々いろいろなものが一緒になっている窓口でありますので、武蔵野市の不登校はこういう支援、こういうところで相談を受けていますよということを分かりやすく発信できる、まずホームページであり、窓口の名前でありというのを望むという意味なのですが、その辺についていかがかということと、不登校になると、御本人もそうですし、御家族も本当に気持ちが落ち込むみたい。その非常に気持ちが落ちた状態で、電話ってなかなかできないのです。電話はハードルが高いのです。
なので、電話ではなくて、この教育支援センターってメールでつながれるのですか。ホームページを見た感じでは、電話しろという感じで書いてあるように見えるのですけれども、この辺についてはいかがかということと、あとは、子どもが言語化することが難しいということを触れさせていただいたのですけど、何となく学校に行きたくないから行けないというのは、原因がないのではなくて、原因が複雑過ぎて言語化できないということなのだと思うのです。
それに早期に寄り添うために、吹田市が文科省との委託事業でやっているのが、デイケン、デイリー健康観察アプリというものがあって、子どもたちが持っているタブレットで、朝、様子を書き込むことによって、それが毎日蓄積しているので、担任の先生に対して、子どもが元気に「おはよう」と名前を呼ばれて、「はい」と返事をしていても、実は昨日お友達とけんかをしてしまったとか、お父さんとお母さんがけんかをしていたとか、様々子どもの中に去来する不安なものを、その機械が観察してくれていて、先生に、この子、ちょっと心配ですよという警告を出してくれるみたいなのです。そういう補助ツールみたいなものも導入して、対面とオンラインを両方活用しながら子どもの様子を見ていくということについてはいかがですかというのを、1つお伺いいたします。
それから、オンラインによる支援ということに対しては、必要性はあるけどという御答弁だったと思うのですが、200人の子たちがいて、チャレンジルームに来ている子が数十人、クレスコーレに来ている子が数十人なので、100人以上の子が学習という場に関われていないわけです。その子たちに対して、ではほっておくのかというと、そうではないのですよね。心が落ち過ぎて、学習に向かえない子ももしかしたらいるかもしれない。それはそれとして休んでもらって、それ以外の部分で、できることは何でもやっていこうではないかというふうに思います。
今回調べる中で、大垣市立東中学校というところは、校内の支援もやっている。家庭との連絡係もいる。イオンのスーパーの中にサテライトの居場所がある。何か検討しますというような御答弁だったと思うのですけれども、さらに斜めの関係として、room−kと言われる、NPOに外部委託したオンラインのメタバースで、自分もアバターで参加できるというようなものをやっている。一中学校でこれはやっています。
あと、戸田市は戸田型オルタナティブ・プランというものをやっていて、やはりこのroom−kというものも使っていて、様々あの手この手でやっているのです。
だからぜひ、この辺はもっとスピードを上げて検討していただければと思うのです。やはり学校に来られないわけなので、非常に狭い世界にいるわけなので、このオンラインでの支援の部分をもう少し速いスピードでやったほうがいいと思うのですけど、それについてどのようにお考えか、もう一度お伺いいたします。
あともう一つ、民間との連携も協議会などに出てやっていますということだったのですけれども、経済支援の部分で、いいところも悪いところもあると。もちろんいいところも悪いところもある。それで文科省が令和元年に出している通知のような形で、保護者との連携とか学校との連携で、校長先生がその内容を見てくださいといろいろなことを書かれていて、ある程度お墨つきといいますか、ここなら子どもの教育として大丈夫だろうという部分を見て、出席にしてもいいですよと言っているので、校長先生に任せておくだけではなくて、学校は忙しいので、これは前向きに、ぜひ教育委員会も積極的に、この辺の民間のフリースクールの活用ということも考えていただかないと、100人以上の子たちが学びにつながれない状態、家族任せ、御家庭でどうぞという形では、ちょっと違うのかと思うのですけれども、ここについてお伺いします。