5487◯市 長(松下玲子君) 藪原太郎議員の一般質問に、順にお答えをしてまいります。
まず、1問目の御質問の1についてです。これまでも市では、自転車安全利用講習会や出張自転車点検などの機会に、子どもだけでなく、大人もヘルメットを着用していただくよう啓発を行ってきました。令和5年4月1日からのヘルメット着用努力義務化に際しましては、ホームページや市報などを用いて周知啓発に努めており、また警察署や近隣自治体と連携した啓発も行っているところです。
本市において、市内在住の中学生以上の方を対象とした自転車安全利用講習会の受講者に対して、自転車ヘルメットの購入費用の助成について、本定例会での補正予算にての計上を行っております。市内は自転車が関与する事故が多いため、自転車安全利用の促進とともに、交通事故による被害の経験などについて、今後も様々な機会を通じ、関係団体とも連携し、継続的に啓発活動を進めてまいります。
2つ目についてです。4月から、貸出し自転車窓口に自転車使用時のヘルメット着用を呼びかける文書を掲示するほか、貸出し用のヘルメットを用意しています。また、4月17日開催の自転車安全利用講習会で、ヘルメットの着用について呼びかけを行いました。
3つ目と4つ目の御質問は関連がありますので、まとめてお答えをいたします。課題については、市が管理を行っている道路については道路幅員が狭いため、自転車走行区間の整備に当たっては、十分な空間を確保することが難しい状況にあります。そのため、市では道路全面改修時等に幅員構成の見直しや道路側溝等の構造見直しの検討を行い、工夫しながら、安全性等自転車走行環境に配慮した整備に努めています。
路上駐車など、道路交通法違反等に関する所管は武蔵野警察署となるため、様々な交通課題が発生した際は、都度協議や相談等を行っております。市では、道路交通状況に即した啓発看板や路面標示等の設置等の整備を行うとともに、武蔵野警察署や交通安全協会、自動車教習所などの様々な関連団体とも連携し、段階的かつ体系的に交通安全教室や自転車安全利用講習会等を実施するなど、交通安全意識の向上に努めております。
2つ目の御質問の5つ目についてです。学校給食の無償化については、子育て支援の観点から重要であると考えますが、財政面の負担も踏まえ、現在策定中の第六期長期計画・調整計画策定委員会において議論されていくものと認識をしております。
続いて、大きな3つ目のテーマについての御質問です。この中で、1つ目と2つ目と5つ目に御質問をいただきましたAIの活用について、まとめてお答えをしたいと思います。
まず、今回AIによって生成された回答については、いずれも市の施策において具体的な検討には至っておらず、情報収集の段階であります。なお、チャットGPTのような生成AIを行政で活用するに当たっては、個人情報や機密情報が外部AIサービスのサーバーに蓄積されないようにするなどのセキュリティ対策や、AIを最大限活用するための市職員のリテラシー向上などの課題も想定されます。
既に第七次総合情報化基本計画に基づいて、特に業務の効率化、自動化の効果が見込まれる業務について、AIの活用を庁内で検討、推進しておりますが、生成AIについては情報収集を行っている段階であり、引き続き、国や都、他自治体の動向や民間企業の活用状況等を注視しております。
他の質問に関しては、教育長からお答えをいたします。