令和5年第2回定例会

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5500◯教育長(竹内道則君)  私からは発声障害等についてお答えいたします。
 まず発声障害に関する情報提供ですが、校長会においては、患者会の資料を用いての情報提供及び教職員への周知を図るよう依頼をしております。養護教諭向けには、事務連絡会において患者会による資料の提供を受けるなど、学校での理解促進を図っているところです。
 次に、授業や学校行事などでの具体的な対応についてですが、川名議員が御指摘のとおり、元気な挨拶や大きな返事、卒業式の呼びかけなど、子どもたちにとってはプレッシャーになることもあり、個々の特性に応じた対応や支援を行うことが重要だと考えます。具体的には、市教育委員会として令和4年4月に作成した合理的な配慮に関するリーフレットでは、人前で話すのが苦手な児童生徒に対して、意思表示カードの活用や、時間と場所を変えて個別に指導を行うことなどの対応例を示して、より個に応じた指導の実践を促しているところです。
 そして御質問の3)と4)については関連した質問ですので、一括してお答えいたします。情報収集、周知の対応については、まずは国や都からの最新情報の収集が必要と考えます。その上で、あまり世に知られていない事例については、保護者から随時情報を得て共有を行う仕組みが重要です。
 先週の土曜日にニュースの報道でもありましたけれども、思わず声が漏れてしまう、体が動いてしまう、そういうチック症の方の困難さについての紹介もありましたけれども、児童生徒の困り感は様々にあります。この病気にかかわらず、様々な人々の置かれている状況把握やその取組を、保護者や地域関係者に向けて発信していくことが大事です。
 現状では、家庭、学校、関係者が子どもをどのように支えていくか話し合い、記録する、学校生活支援シートの活用が考えられます。このシートを用いて、必要な支援がある場合に記入、引継ぎをしていくことで、関係者の共通理解が行いやすくなるものと考えます。そのためには、さきに申し上げた学校生活支援シートを基にした学校と保護者の連携をはじめ、学校や当事者の声を受け止め、教育委員会のみならず、市職員や関係機関との連携を密にしていくことを注視して取り組んでまいります。
 以上です。

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