5864◯市 長(松下玲子君) 再質問にお答えをいたします。私は2点です。
まず、シティプロモーションの関連では、御質問の趣旨が、吉祥寺は例えばこんなまちといったような、それぞれが何かやるのではなくて、まとまってというような形での、そしてあと人材の配置の部分での御質問かと思いますが、実は私も何年か前まではそう思っていたのです。でも、この間、商工会議所の皆さんや市で企画をしたイベントなどの講師の方の様々なお話を聞くと、武蔵野市や吉祥寺の魅力というのは、例えばアニメや漫画でいうと、吉祥寺イコールこのアニメというものがないことが実は魅力なのだよということを言われて、そういう視点があったのかと私も気づきを持ちました。自治体によっては、その自治体イコールこのアニメと、駅もその音楽だったりとか、全てイコールになっていると、逆にほかのものが入ってきづらかったりとか。でも、武蔵野市は、吉祥寺を舞台にしたアニメだったり、漫画だったり、武蔵境もあったり、いろいろなものがあることがむしろ魅力で、イコールこれというのが固定されないところに、まちの許容というか、いろいろなものを受け入れる度量のようなものだったり、魅力があるから、それをもっと生かしてほしいという、発信をするには難しいけれども、だったら一人一人がもっと発信をするのが大事だというような視点もいただきました。そんな観点から、今は第三期産業振興計画で様々御議論もいただいていますが、そういう観点も含めて、シティプロモーションというものに取り組んでいきたいというふうに思っています。人材配置に関しては、より専門性の高い人を採用するのがいいのか、それとも、それぞれが得意分野を生かしてやっていくのがいいのか、様々考えて取り組んでいきたいというふうに思っています。
ひきこもりに関しての広域支援は、特にひきこもりに関しては広域的なサポートが必要だという認識を。この間、ひきこもり女子会等を開催して、おっしゃるような、7月の武蔵野市の会場の参加者82名のうち市民の方は8名だったり、8月に開催した文京区の会場だと99名のうち武蔵野市民の方が4名だったり、お住まいの自治体で開催するものはできるだけ避けたい、行きたくないという方がいらっしゃいます。ひきこもりの特徴のような感じもしています。そうした観点から、東京都が広域でサポートを継続してくれるような形で、私のほうからも要望等、また、市長会を通じても働きかけをしていきたいというふうに思っています。