5887◯12番(笹岡ゆうこ君) ありがとうございます。前向きな御答弁をいただけたと思っています。
給食について伺いたいと思います。給食は、本市は日本のトップを走っている力の入れようだと思っていて、これは私たちも、武蔵野市の給食はいいものだと思っているのですけど、では具体的にどういいのかとか、他自治体と比べてどれほど力が入っているのかとか、半世紀にわたって、この思いが紡がれてきたこととか、そこまで知らなかったりするのです。この給食の財団が自分の子どもに食べさせたい給食を作っている。こういったことを考えますと、武蔵野市がずっと出してきた給食というのは物すごく子育て支援だと思っています。子育て支援は、何かを無償化したりとか経済的な支援だけではなく、50年間、公として、すばらしい子育て支援をしてきたということを、9)で申し上げたとおり、もっとアピールしていただきたいと思っています。このことがきちんと伝わると、子育て世代や働く世代の誘致にもつながると思っていますので、子育て環境もただでさえいいというふうに評価されている武蔵野市において、9年間は安全な食事を給食でいただけること、あと、このすばらしい自治体の50年間の姿勢というのはしっかりとホームページも広報もメッセージも工夫していただきたいと思いますが、今までと違うことをきちんと力を入れてやっていただきたいと申し上げていますので、そこをお願いしたいのですけれども、いかがでしょうか。
もう一つは、無償化についてです。4)、5)あたりなのですけれども、無償化に関しては、国が行う給食費無償化は平均値くらいしか補助されない可能性というのも結構大きいのではないかなと思っています。億ぐらい行ってしまうかもしれない。市の持ち出しとして補填する可能性も出てくるのではないかと思っています。実際に、いすみ市も、一般会計から補填をして、有機米を購入されています。ですので、無償化を検討するなら、まず本市の給食についての歴史と、意義と、つながれてきた思いと、公としての考えを考えるべきだと思って私はこの一般質問をつくらせていただいておりますので、先日の文教委員会でもあったように、人件費とか食材費とかのカットがどんどんされていくことがなく、削ってはいけないものだと思っていますので、もし無償化やいろいろな状況が変わったとしてもしっかりと考えていただきたいと思いますが、この持ち出しの可能性とか質に対してもう一度御答弁をお願いしたいと思います。
もう一つは、条例化のお話です。私が心配していることは、当時の山上教育長がコメントで残されていることです。このようにおっしゃっています。心配なことは、スタート時点での志がよくても、我々携わった者が退いた後、どれだけ志を維持できるか、目先のことにとらわれず、しっかりやってほしいというふうな言葉が残されていることが分かっています。先ほどの教育長のお話ですと、内容の指針の理念の部分とか実際の部分は変わらなくて、栄養値が少しずつ変わっていくかもしれないというお話だったのですけれども、これは時を越えますと、我々も全員メンバーが替わりますし、皆さん替わるわけで、そういった中で、この指針が少しずつ変わっていくことがあるのではないかなと思っています。なぜなら、卵も非遺伝子組換え飼料で抗生物質不投与で育てられた国産の卵を使っていたりとか、パンも国産小麦、国産バター、うどんとかも国産小麦から作られているものとか、こういったものというのは幾らでも安いものはあるわけであって、家庭でもなかなかそこまでできなかったりするところも多いわけで、そこがなし崩し的に変わっていってしまうのではないかなということを本当に心配していますが、この指針の運用がこれからずっと継続していくこと、大丈夫だよと言われたのですが、この理念の部分というのも、どのようにずっと条例化せずそのまま受け継がれていくとお考えなのか、もう一声いただきたいと思います。