5962◯教育長(竹内道則君) 私からは、大きい御質問の1番目、災害に備え命を守る防災教育についてお答えいたします。
災害時に自分の命をしっかりと守り、互いに助け合う心を育むことは重要です。学校では、多様な発災状況を想定した避難訓練を夏季休業日がある8月を除いて毎月実施し、子どもの防災意識の向上を図っております。また、社会科や保健体育科など各教科の中でも防災について取り上げており、教科横断的に防災教育を実施しております。加えて、共助の精神を培う取組の例としまして、中学校では、6校全てで地域と連携した防災教育が行われています。社会貢献、地域貢献できる資質を育成するとともに、地域の一員であることの自覚の育成を図っております。
次に、東京都の防災教育ポータルサイトの授業や防災訓練での活用状況についての御質問ですが、学校では、毎月実施している安全指導の中で本サイトを活用しております。市教育委員会では、防災教育ポータルサイトに加え、東京マイ・タイムラインなどを含めた多様な教材を活用した安全指導の年間計画例を作成しており、各学校は子どもの実態に応じた指導を行っております。
そして、防災教育の武蔵野市民科での取組についてですが、令和4年度に井之頭小学校にて、武蔵野消防署の方々を講師として招聘し、地域と連携した防災に係る取組を実施しており、今年も計画中であると伺っております。今年度は、そのほかにも何校かが防災に係る武蔵野市民科の取組を予定していると現段階では伺っております。いずれにせよ、武蔵野市民科での探求的な取組の中では、防災を含めた自分自身やまちの課題などに子どもたちが主体的に関わり、解決に向けての提案や行動を発信、実行していくことが肝要であると考えております。
以上です。