
本多夏帆
映像ID: 2519
6005◯7 番(本多夏帆君) 様々ありがとうございました。今回は本当に精神的にも、読んでいるだけでもつらいなと思いながらやったテーマです。過去の議事録とかを見ても、ここの部分というのはなかなか出てきたことがないのではないかなというふうに思っていて、やはり私自身も、地域の中にいてそういった方々を目の前にして初めて、今まで元気に体操とかにも行けていたのに、もうそういったところも一切行けなくなってしまって、その意味では、医療の現場は当然病院でしっかりと診ていただくということができる。手続についてというところも、例えば専門家に頼るでもいいですし、家族がサポートしてくれたりとかもする。最後、でもそこで本当にできないというか、どうしたらいいのかなというふうに私も思ってしまったのが、もうどうしようもできない状態にあるのだけれども、ただ悲しいとか、つらいとか、そういったことをみんなである種共有するとか、共感というところまでは行けないのかもしれないですけど、そういったお話を吐き出せる場というところというのが、私は武蔵野市のコミュニティのすばらしい、そういったことを今まで脈々とやってきたことがあるからこそ、そこに対して何かできることがあるのではないのかなというふうに考えて、今回質問にしてみたのです。
いろいろなところで例えばNPOの方が活動していたり、医療現場のところから紹介されて行けるような施設があったりとか、そういったところも実際にあると思いますし、そういったお話を聞くカウンセリングのお仕事をやっている方がいたりとか、そういったところにつながることができれば、もしかしたらそうやってお話を聞いてもらうことができるのかもしれない。だけど、そういったものも本当に何も周りになくてとか、あとはやはり、例えば御病気だったりすると、本当に家からももしかしたら出られないかもしれない、本当にすぐそばまでしか、近くまでしか出られないかもしれないとかという状況の中で、それこそ今まで行けていた体操とかで本当に近くに行っていたところにそういうお話ができる場があったら、もしかしたらその人は救われるのかもしれないなというふうに思ったのです。
これを全部市でやってほしいということではないのですけれども、今までの施策だったり、コミュニティの部分でやってきているようなことはどうしても、先ほど御紹介もいただいたエンディングの支援だとか、確かにエンディングノートを書こうよとか、そういったところもこういうふうにいろいろ記録しておこうよと、そこにいろいろなものをもしかしたら吐露できる人もいるのかもしれない。だけど、やはり対面で誰かに話を聞いてもらいたいとか、本当にただただ自分の気持ちを外に出したい、そういうことができるまちでありたいなと自分自身も思ったので、今はその意味では本当に、会うたびにどんどん弱っていってしまっている地域の方とかでも、見かけたらすぐお話して、励ますこともできないですけど、今日はどうだったという話をちょっとしたりとか、挨拶だけでもするとか、何かそんなふうにして日々を過ごしていたりします。
なので、私としては、武蔵野市がそういった、物すごく予算をつけて何か大きなことやってほしいとか、そういうことではなくて、コミュニティセンターでのお話だったり、市が今いろいろなものやっていただいていると思いますけど、孤立支援とか孤立防止の取組とかで出てくるものは、見守り孤立防止ネットワーク連絡協議会とか、そういうものもあると思うのですけど、それで地域の見回りをやったりというところで、こういうものも、実はここで配っているチラシとかも全部見ると、割とどっちかというと、事故に遭わないようにしましょうとか、振り込め詐欺に遭わないようにしましょうとか、何かそういう安全面の発信というのはすごくあるのですけど、心の部分で一緒にそれを考えられるような取組というのをできたらやっていただきたいなというふうに思っているのですけども、それについて市長の御見解をいただきたいと思います。
大きな2つ目の子どもの権利条例のところは、本当にこれからだというふうに私自身も、私たちもこれに取り組んでいかなくてはいけないことだというふうに受け止めているのですけれども、若い世代の皆さんが考えていることというのが、こういういろいろなワークショップだったりイベントとかで、ある種私もそうやって見に行くと、可視化されてきてすごく面白いのです。全然考えていることが違うのだなというふうに思うぐらいです。六長のほうはさっき壇上でお話ししましたけど、産業振興計画のほうの市民等ワークショップのところなんかでは、もう何か話を聞いていて私も衝撃的なことが多過ぎて、みんなで商店会についてとか、武蔵野市の観光について考えましょうというテーマでお話をされていたのですけど、これはちょっと報告書には内容がその部分が載っていなかったので、私が聞いただけのお話になりますけど、そこで話をしていたら、2回以上同じお店屋さんに行くことはありませんとはっきり大学生の方が言っていました。え、2回目とか同じお店、いいな、ここと思ったら何回も行ったりしないのという話になると思うのですけど、それはもうほとんどないですというふうに言われて、そうなのだというふうに、周りがへえというふうになるというのを間近で見ていて、どちらかというと商店会とかお店屋さんが考えるようなことは、何回もリピートしてもらうためにどうすればいいのだろうかという頭で考えて、では、吉祥寺に何回も来てもらうためにはどうしようとか、そういうふうにまちづくりのこととかも考えていくと思ったのですけど、大学生の方々からすれば、同じところに何回も行かないですという、もう全然違う感覚で動かれているのだなというところもあって、それをこっちが知ることで、また新しい発想につながっていくというのを目の当たりにしたので、非常に面白い取組だなというふうに思っています。なので、そういったどんどん可視化されていくような取組というのがこれからも進んでいくと、非常に面白いことがたくさん起きるのだろうなというふうに思っているのですけども、ここまでは感想なのですけど。
質問としては、これは1個提案がてらというところもありますが、子どもの権利条例のところというのは、子どもたち自身に対しての部分、取組というところと、あとは、地域のまちの中の大人たちに対しての取組というところと、あとは、今、親の人たち、保護者の人たちというところもそうなのですけど、これから親になっていく人たちというところにも、ある種その意味ではすごく大切な取組になってくるのではないかなというふうに思っています。親になるための教育とかというのは、両親学級とか、母親学級とかでいろいろ言われたりとか、そういう取組の中で、親になるための教育というのは、ある種そこぐらいしかないかなというふうには思っているのですけど、そういったところの中に、この武蔵野市の子どもの権利条例というのは、何か取組をしようというふうに考えていることはありますでしょうか。そういうことをやっていかないと、なかなか親になるということ自体、教えてもらうことというのはあまりないので、子どものときから子どもの権利について教わっている子どもたちは、恐らくそのままそのことを理解した状態で大人になっていくと思います。親になるときも、きっとそのことを思い出すと思います。だけど、私みたいに、今子どもを産んでという世代は、この子どもの権利についてというのは勉強していないので、これから今お子さんを産もうとする世代というのは、恐らくこの子どもの権利というところは全然知らないまま生活しているのではないかなと思っているので、できれば、そういったところにもすぐアプローチできることがあるのではないかなと思いますけれども、そういったことについての取組の今後の方向性というところについてもコメントいただけたらうれしいです。