令和5年第3回定例会

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6006◯市 長(松下玲子君)  まず、1問目の再質問の部分です。市民が死について考える取組との御質問のタイトルの中で、死に実際に直面をしている市民と受け取っていいのでしょうか、そこまでの言及がございませんでしたので、本多議員からは、近所の方で、突然行っていたところに行けなくなったというところが、私の話を聞いている解釈として死に直面をした市民というふうに受け取ったのですが、そこまでの言及がございませんでしたので、そう捉えていいのかどうかは分かりかねるのですが、タイトルの中から、そのような形での市民の居場所のようなところをどう考えているかというふうに受け取ってお答えをしたいと思います。
 実際には、一人一人、現実をまずどう受容するか、受け入れるかというところにも大変難しさを私自身は感じています。実際にコミセンでそういうものがあればというような御指摘でしたが、身近な御自身を知っている方、元気な姿を知っている方のところに、日々弱っていく姿を果たしてその方がお見せしたいかどうかというのも、これもまた本当に難しい問題だと思っています。様々そういう意味では、武蔵野市内では、例えば武蔵野赤十字病院ががん体験者によるピアサポートなどを行っております。必ずしもお住まいの近所ではなく、様々な場所で、相談だったり気持ちを共有できたりする場所が、がん患者の支援団体の情報なども様々東京都も持っておりますので、そうしたところを、御自身に合ったような居場所があることがいいのかなとも思っておりますし、尊厳を持って最期までその人らしく生きられるにはどうしたらいいかという視点では考えていきたいと思っておりますが、なかなかすぐにお答えが出せるような居場所づくりができるようなものではないのかなというふうに思います。
 2問目についてですが、例えば母親学級、両親学級のようなものでも、これまでも子どもの権利条例ができる以前でも、お腹の中に赤ちゃんがいる方に、食事のことや、赤ちゃんの栄養などはお母さんを通してしか取り入れることはできませんので、私自身も、武蔵野市の母親学級へ通った体験からも、自分事だけではなく、お腹の子どもにとって何がよりよいかという視点で食べるものを選ばないといけないなという気づきを得ることができましたので、子どもの権利条例ができる以前から、子どもにとって何がよりよいかということは、様々な事業において息づいているものと思っております。その上で、条例施行後にしっかりとその理念の部分を共有して、どんな事業であっても、子どもに関すること──子どもに関することではないこともあるのかな、子どもにとってよりよいことは何かという視点をしっかりと取り入れながら、これまで以上に様々な事業に取り組んでいきたいというふうには思っております。

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