6071◯市 長(松下玲子君) 蔵野恵美子議員の一般質問に順にお答えをしてまいります。
まず、2項目めの1の1についてです。各校にケージを3台ずつ用意いたします。
1の2についてです。同行避難をする場合は、飼い主がケージを用意することを大原則としていますが、また、各避難所における備蓄品の保管場所の空き状況も限られていることから、収納可能な、各校3台ずつといたしました。
1の3についてです。ケージのサイズは、Lサイズは55センチ掛ける74センチ掛ける65センチ、Mサイズは44センチ掛ける60センチ掛ける54センチで、東京都獣医師会武蔵野三鷹支部からのアドバイスを得て選定を行いました。
次に、2項目めの2についてです。本年7月にペット同行避難マニュアルを策定し、その中で、同行避難が可能なペットの種別の範囲は避難所で適切に飼育及び管理することができる犬、猫及びケージに入れて飼育管理できる小動物としています。受入れ範囲を制限した理由については、飼い主にとってペットは家族同然の大切な存在である一方、人に害を与えるおそれのある特定動物や家畜、大型動物等の、避難所で適切に飼育管理することが難しい動物を受け入れてしまうと、避難所の混乱や避難者の負担の増大につながるためであります。市民周知といたしましては、ペット同行避難マニュアルを策定後、各避難所ごとの避難所運営関係組織情報交換会においてマニュアルを配布し、受入れ対象動物を含め、説明を行いました。また、現在、ペットの防災対策について分かりやすくまとめた市民向けのブックレットを作成中であり、完成後は市ホームページに掲載するほか、公共施設や協力いただける市内の動物病院等に配布する予定です。このほか、今後は啓発動画の作成や狂犬病予防注射接種の案内時にリーフレットを配布するなど、積極的に市民周知を行っていきたいと考えております。
2項目めの3についてです。災害時におけるエコreゾートの活用については、ペットの避難場所としてではなく、動物救援本部として活用する予定です。令和4年度に策定した武蔵野市地域防災計画では、市は、東京都獣医師会武蔵野三鷹支部との協定に基づき、災害時に動物救援本部をエコreゾートに設置し、被災動物の救護及び応急処置に関する活動を実施するとしています。災害の発生時には、ペットが負傷することや、飼い主とペットがはぐれてしまうことが想定されるため、負傷動物を発見した場合は速やかに保護、収容を行う必要があるほか、放浪動物についても、人への危害を防止する観点から、一時保護は必要です。そのため、市は、東京都や東京都獣医師会武蔵野三鷹支部など関係団体と連携し、動物の保護から飼い主への返還までの機能を担うことを目的とし、エコreゾートへの動物救援本部の設置を想定しています。本年8月には、東京都獣医師会武蔵野三鷹支部と締結した、災害時における動物救護活動に関する協定書に基づき、動物救護等活動マニュアルを作成しました。今後は、発災時に即応できるような体制を整えるため、東京都獣医師会武蔵野三鷹支部等の関係機関と協力し、動物救護活動等に対しての知見を深め、より実効性の高いものとなるようにマニュアルのブラッシュアップを図っていく予定でございます。
次に、2項目めの4についてです。日本獣医生命科学大学については、ペット同行避難の受入れではありませんが、災害時における被災動物の救護活動等への協力を目的とした協定の締結を依頼したものでありますが、令和4年6月に大学側より、現時点では協定の締結は難しいとの回答をいただいているところでございます。
続きまして、3項目めの質問の1についてです。生活保護制度については、国制度であり、エアコンにかかる電気代などを念頭に、夏季加算を認めるよう市長会を通じて要望していますが、実現していません。独居高齢者や障害者世帯に対するエアコンに関する補助等で、新設、変更したものはございません。エネルギー、食料品等の価格高騰に対する対応としては、国の給付金として、生活保護世帯を含む住民税非課税世帯等に対して、令和4年度に電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金として1世帯5万円、現在、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金として1世帯3万円の給付を行っております。
3項目めの2についてです。高齢者・障害者等福祉施設、保育園、学校をはじめとする公共施設では、主に冷暖房の切替え時期に空調設備機器の点検、調整を行っており、指摘事項があった場合は速やかに修繕工事を実施し、設備機器の維持管理に努めています。また、本市では、予防保全の考えを基本として公共施設の保全整備を行っており、計画的に設備の更新工事を実施しております。なお、仮に故障が発生した場合は、影響の出ていない部屋またはフロアへの移動、扇風機やスポットクーラー等による対応、施設間の連携などの対応を想定しております。
他の質問については教育長からお答えをいたします。