
橋本しげき
映像ID: 2526
6084◯19番(橋本しげき君) それでは、幾つか再質問いたします。
大きな1点目の震災対策についてなのですが、2番目の、今後想定される地震の被害想定についてということで、御答弁の中で、震源地が前回の想定より今回の想定のほうが武蔵野市に近くなっていると。それから、そのことが関係するでしょうが、市内で震度6強の地域は非常に大きく増えるだろうということでありました。それで、東京都が10年たって更新した東京都の被害想定では、想定される被害は減少しているのです。項目によりますけど、武蔵野市の被害想定は逆に増えていると。東京都の被害想定がなぜ少し減少したかというと、建物の耐震化が進んでいるということが要因の一つにあるようです。武蔵野市においては、耐震化は先ほど数字を出していただきましたけども、進んできていると。ただ、やはり想定される地震の影響が大きいということで、耐震化を上回る、非常に大きな影響が想定されるだろうということで被害想定が大きくなったというふうに考えていいでしょうか。その点について、お聞きをしたいと思います。
それから、被害想定に基づいて地域防災計画を考えていると思うのです。つまり、被害想定自体の数字がいろいろ変わってくると、それに対応する体制というのもやはりいろいろ考えなくてはいけないということになってくるのだろうというふうに思っています。先ほど想定を上回る被害もあり得るのではないかと言ったのですけども、やはり何が起こるか分からないという構えが必要だと思うのです。そうしないと、実際に何かに直面したときに、これは対応できないということになっていくと。なので、被害想定というのはもちろんあるのだけれども、被害想定を頭に置く必要はあるけれども、しかし、そうでないことも含めた対応というのはやはり必要だと。その構えについて、もう一度お聞きしておきたいと思います。
それから、震災対策の続きですけど、消防と救急体制の抜本的強化が必要だというふうに私は言ったのですが、御答弁があったのですけども、やはりこれは東京都とか国に対してもそうした体制の強化を強く求めていただきたいと思います。それについて御答弁をいただきます。
それから、大きな2点目の健康保険証の廃止問題ですが、これは、私はマイナ保険証で国民健康保険のことについて質問しましたけども、後期高齢者医療の保険証についても保険に入っている方が不利益を被らないようにする必要があると思うのですが、それについても御答弁をお聞きしておきたいと思います。
それから、国に対していろいろ意見を言っていただきたいのですけども、保険証の廃止についてもやはり一度見直していただきたいという御答弁もありました。自治体の現場の声を上げるということは非常に大事だと思うのです。実際に業務を行う現場の声。現場ならではのそういう声をぜひ大きく上げていただきたいというふうに思いますが、それについてもお聞きをしたいと思います。
それから、平和のことですけども、平和施策の在り方懇談会の議論状況を聞いたのですが、平和とは何かということで、戦争のない状態というのは狭い意味での平和だと思いますが、広い意味での平和です。よく構造的暴力のない状態という言い方があると思うのですけど、社会構造の中に組み込まれている不平等な力関係。それは格差と貧困とか、ジェンダー差別とか、経済的な搾取とか、そういうことがない状態という意味での、広い意味での平和という考え方もあると思うのです。あまり範囲を広げると、ちょっと議論が散漫になるかもしれませんけども、平和施策の在り方懇談会ではどういう議論が今後されていくのかなという方向性についてお聞きしておきたいと思います。