6350◯教育長(竹内道則君) 武蔵野市立小・中学校における児童生徒の安全について、順次お答えいたします。
まず、このような事件は決して許されることではなく、絶対に起こしてはならないものと考えております。そのため、発生する可能性やリスクをゼロとし続けられるよう、本事件を他山の石として、服務の徹底を図っていくことが大切であると、改めて考えております。
学校施設内でこうしたことが起きないための取組についてお答えいたします。ハード面については、校内において人の目の届かないスペースをできる限りつくらないことが基本であると考えています。各校においては校門や昇降口など複数の箇所に防犯カメラも設置しており、職員室に設置したモニターでその映像を確認できるようにしています。ソフト面については、教職員に対する服務研修やスクールカウンセラーの派遣をはじめとする児童生徒の相談体制の整備はこれまでも行ってきております。
その上で、本件は校長が加害者である点が特に問題であると捉えております。そのため、管理職に対して教職員が進言できるような風通しのよい職場づくりや、学校内外の相談体制づくりを進めていくことが必要だと考えております。
最後に、市教育委員会として今回の事件を受けて行った検討や対策についての御質問ですが、校長会や副校長会、これは毎月行っていますが、常日頃から自身の振る舞いについて見直し、服務の厳正な徹底、教員同士が声を掛け合うこと、また、気になることがあったら1人で抱え込まず、管理職や同僚、心理士など、誰かに相談、報告するよう、改めて周知をしているところでございます。
以上です。