6398◯副市長(恩田秀樹君) それでは、私のほうからは、1の1から1の4、それから4番目の温室効果ガスについてお答えしたいというふうに思います。
まず、1の1でございます。総合防災訓練の成果、課題です。10月22日に実施しました総合防災訓練では、自主防災組織をはじめ、市職員、防災関係機関、病院、医療関係者など約1,000名が参加しております。発災時の迅速な救護や避難誘導、避難所開設、要配慮者トリアージ訓練、避難行動要支援者対策訓練、障害者対応訓練など、関係機関との緊密な連携訓練を実施することができたというふうに考えております。今後は、避難所における訓練だけではなく、自宅で生活を継続する在宅避難の備えなどについても、訓練時に伝えていく必要があると考えております。
続いて、1の2でございます。武蔵野市地域防災計画に記載のとおり、市の対応としては、情報提供、言語面での支援、相談窓口の開設を想定しているところでございます。具体的には、市のホームページの多言語化等による情報提供のほか、東京都外国人災害時情報センターの支援を受けながら、国際交流協会と連携し、外国人被災者に役立つ情報の収集、言語面での支援や相談窓口の開設を行い、在宅避難をされる方だけではなく、避難所避難をされる方への支援も行っておるところでございます。
続きまして、1の3、障害のある方にも慣れた環境で生活できる在宅避難のメリットは大きく、在宅避難のために備えるべき事柄を周知するとともに、在宅避難時における様々な支援体制も周知することで、在宅避難に関する不安の軽減を図り、防災意識の向上に努めております。各避難所では、ホワイトボードやコミュニケーション支援ボードを配備し、活用しているところでございます。
続きまして、1の4でございます。避難所に備蓄される携帯トイレの取扱説明書及び使用注意ポスターには、日本語、英語、中国語の説明表記がされており、使用方法が分かりやすいよう、写真、イラストつきで、カラー印刷のものを配備しております。なお、避難所内での誘導掲示につきましても、多言語ややさしい日本語による対応が必要になることも想定されるため、関係機関等の御意見を伺いながら、今後どのような形がよいか検討していきたいというふうに考えてございます。
続きまして、大きな質問の4、温室効果ガス等についてでございます。
現状の武蔵野市域における最新の2020年度末の温室効果ガス排出量は、2013年度に比べまして約16%減の状況でございます。しかし、本市の人口が増加傾向であるということも、今後は影響してくるというふうに思われているところでございます。こうした状況、現状を踏まえまして、引き続き現行計画の削減目標を目指しながら、市民や事業者の行動変容につながる啓発や支援など、市としてできる取組を行っていきたいというふうに考えているところでございます。
続きまして、4の2、4の3については、関連するため、一括して答弁させていただきます。むさしのエコreゾートで実施するワークショップにつきましては、むさしの環境フェスタで実施するワークショップのほか、年3回ワークショップを行っているところでございます。今年度の環境フェスタには、27団体が出展し、来館者も約5,800名で、開館以来最多となっておりますが、フェスタ内で各出展団体がおのおの実施したワークショップでの参加人数については、年齢層は把握できていないところでございます。その他のワークショップにつきましては、年3回、各回1か月程度の期間を設け、1か月間に15から20団体が出展し、実施しているところでございますが、合計700名ぐらいの参加を得ているところでございます。参加者の年齢層につきましては、令和4年度の実績となりますけども、10歳未満の子どもが4割、30代、40代の子育て世代が4割を占めているところでございます。これらのワークショップの活動は、市民の環境啓発を図るとともに、市民団体や事業者等の取組や周知の場となっており、市民の環境配慮行動につながるものというふうに考えているところでございます。
続きまして、4の4でございます。家庭部門における創エネ、省エネを推進するため、住宅用太陽光発電システム及び家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの設置、既設窓の断熱改修を対象とし、費用の一部を助成しているところでございます。令和5年度は、既存住宅の断熱化をさらに促進するため、市内住宅の約2割を占める分譲マンションの管理組合も助成対象に加え、事業拡大を図っているところでございます。
最後に4の5でございます。再エネ電気切替協力金でございますけども、令和5年11月30日現在におきまして7件の申請があり、6件支給済みということでございます。
以上でございます。