令和5年第4回定例会

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6495◯教育長(竹内道則君)  私からは大きい御質問の1番目と2番目について、順次お答えいたします。
 まず大規模校に関する御質問についてです。第二中学校と第六中学校の統合を考える場合、生徒数の推計では20学級前後と市内でも大きい学校になるとのことは、本間議員の御指摘のとおりでございます。規模の大小により、それぞれメリット、デメリットはあるものと考えております。
 なお、学校の規模については文部科学省が定義を行っております。25学級以上の場合を大規模校、31学級以上の学校を過大規模校としており、二中と六中を統合した場合の学校は、先ほど20学級前後と申し上げましたので、大規模校には当たらないものと考えております。
 そして学校の統合に伴う問題が提起されていることに関する御質問です。さきの議員からの御質問にもお答えしたとおり、第二中学校と第六中学校の統合の要否については、令和6年度からスタートする第六期長期計画・調整計画に基づき、メリット、デメリットも含めて検討を開始したいと考えております。そのため私から、その検討を先回りするような言及は差し控えるべきものと考えております。
 次に旧桜堤小学校跡地についての御質問です。第六期長期計画・調整計画答申においては、「旧桜堤小学校跡地は、隣接する市立学校の改築等整備状況を勘案し、当面は近隣の小中学校の校庭等として活用する」と記載されています。第二中学校と第六中学校を統合し、そして校地を拡張する場合には、スポーツ広場として活用することはできなくなると考えております。
 境南小、二小、二中、六中の改築計画スケジュールについての御質問です。令和6年度からスタートする第六期長期計画・調整計画に基づき、令和6年度には、第二中学校と第六中学校の統合の要否、その後の第六中学校跡地への第二小学校の移転の可能性の有無について、丁寧かつ広範に検討することを想定しております。その検討結果を踏まえて、令和7年度から改築事業に着手をする予定でございます。
 次に、学校プールについての御質問です。水泳指導の重要性についての御質問ですが、水泳指導は、体力向上や生涯にわたって運動やスポーツに親しむための資質、能力を育むとともに、水の危険から身を守るすべを身につける、重要なものであると認識しております。
 民間スポーツクラブのプールなどを学校が利用する場合に直面する課題については、本間議員から御指摘がありましたものをはじめ、事業者の経営状況を勘案することや、バス移動の場合は乗車までの安全を確保することなどが考えられます。
 学校プールと民間利用によるコストについての御質問です。これまで文教委員会や改築懇談会において、両者のコストは大きくは変わらないと御説明してまいりました。そのうちイニシャルコストとランニングコストを比較すると、イニシャルコストは学校プールのほうがかかりますが、ランニングコストのほうは、移動用バスの運行や民間プール施設の使用に費用がかかることから、施設更新の基本としている60年間で見ると、トータルコストは大きくは変わらないものです。
 そして4番目、プールを改築、新築しようとした場合の費用補助についての御質問です。東京都市長会を通じて東京都に対して、学校施設の新・増築、改築、改修事業を計画的に推進するため、財政支援の拡充を図るよう国に働きかけること、また、東京都において補助制度を創設するなどの財政支援を要望しております。
 また、水泳指導の充実や教員の負担軽減につきましては、民間スポーツクラブのインストラクターが水泳指導補助員として指導やプール管理の支援を行うなどの事例が、市内の学校でも行われ始めています。こうした事例を積み重ねつつ、子どもの学びを充実させるという観点から、学校プールの運営については引き続き検討してまいります。
 以上でございます。

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