
蔵野恵美子
映像ID: 2604
6534◯15番(蔵野恵美子君) では再質問をいたします。認知症初期段階の支援です。御答弁のほうでは、御家族とか、あとは地域包括支援センターからの連絡で支援につながっているというお話だったのですけれども、担当課とも少しお話しさせていただいた際には、割と事業者の方とか郵便局の方とか、そういったところからも、ちょっと困っていらっしゃる方がいるのですというような連絡も入ってきたりというお話だったので、そこら辺どうなのかなというのをもう少し詳しく知りたいなと思いました。
武蔵野市でもその後調べると、認知症サポーターの印であるサポーターカードというステッカーがあって、民間事業者の方も見守ってくださっていて、そこからも連絡があるというふうに伺ってはいたので、ちょっと御答弁からそこら辺が分からなかったので、もし何か分かっていることがあれば、追加で教えていただければと思います。いずれにしても、本市でも見守りの輪ができているのかなという感じはしましたけれども、宇治市はなかなか徹底していますので、ぜひ御参考にいただければと思います。
今回の認知症支援について調べる中で気になったこととして、この初期という言葉と軽度という文言の意味が、その使われ方によってちょっと違いがあって、市民の方々も少々混乱するのではないかなというふうに感じました。例えば壇上でも申しましたけれども、認知症初期集中支援チームの初期というのが、進行の初期段階という意味ではなくて、一般的な初期対応ケアという意味ということです。また軽度という言葉も、最初の軽度認知障害のMCIの段階と、2番目の軽度の段階、この両方で使われているのです。
ここをまず正しく理解いただけるような説明や案内に気をつけないと、段階ごとの正しい支援が届かない可能性があるのではないかなと、私も今回いろいろ調べて分かったことなので、一般にぱっと聞いたときに、市民の方がそこまで分かるかなというのは感じました。
特に、今、国とか東京都で新たな支援として注目しているのが、第1段階のMCIの時点での対策なので、2段階目の軽度との違いを認識して市民理解を得られること、これは重要ではないかと思っています。恐らく担当の職員さんも市民説明の際に同様のことを感じていらっしゃるのではないかと思うのですけれど、どうなのでしょう。何か工夫されていることがあれば伺いたいと思います。
それと、市でも早期診断について、これはぜひ注目いただきたいと思います。その早期診断の大切さ、メリットとしては、例えば今後の生活の準備ができるとか、治る認知症の場合もあるということで、進行を遅らせることが可能な場合もあるということなのです。なかなか自覚しにくいMCIの段階での対策ができるということからも、早期診断、名古屋市の事例を壇上で申し上げましたが、本人、家族は分からなくても受けてみたら、ちょっとその疑いがあるというようなケースが結構な割合でいらっしゃったということなので。
ただ自覚症状がないのに、では受診料を払ってまで診断するかというのはなかなかいらっしゃらないと思います。これは東京都の推進事業でもありますので、せひ本市も来年度から検査費用の助成を行うことを要望したいと思いますが、この辺いかがでしょうか。