
きくち由美子
映像ID: 2622
6683◯2 番(きくち由美子君) ただいま議題となりました議案第98号 武蔵野市国民健康保険条例の一部を改正する条例について、自由民主・市民クラブを代表して、賛成の討論をいたします。
委員会の中では、国民健康保険事業における財政の健全化を図るために、第1期武蔵野市国民健康保険財政健全化計画に基づき、令和6年度以降に、国民健康保険税の所得割率、均等割額及び課税限度額の引上げを行うものとする旨の説明がありました。税率等の改正については、我々議員の中で選出された議員が国民健康保険運営協議会に参加し、答申しています。物価高が続く中で負担額を上げることが被保険者の負担増になることは言うまでもありません。よって、経済的に支払いが困難な場合、市区町村の窓口に申請することで、保険料の全部または一部が免除できる制度があります。このような制度の周知徹底を引き続きお願いします。
質疑の中で、国民健康保険の加入率については、平成28年度は22.1%であったのが、令和3年度は18.8%と年々減少していることが明らかになりました。そして、解消、削減すべき赤字額は、現在約10億円となっています。第1期武蔵野市国民健康保険財政健全化計画では、令和2年度から令和9年度までの実行計画に記載があるとおり、8年間で1人当たり赤字額50%の削減を目指すこととなっています。一般会計から法定外繰入れを行うことは給付と負担の関係が不透明になるほか、国民健康保険加入者以外の市民にとって負担を求めることとなり、望ましくない状況です。さらには、東京都国民健康保険運営方針においても、決算補填等を目的とする法定外一般会計繰入れ等の解消、削減すべき赤字については、計画的・段階的な解消が図られるよう、目標年次を決めて定めた目的と計画の策定実施を求めています。
以上のことから、議案第98号 武蔵野市国民健康保険条例の一部を改正する条例について、賛成の討論といたします。
(22番 山本ひとみ君 登壇)(拍手)