18481【神谷施設課長】 私のほうからは、環境配慮指針の対応についてと、あと一部、物価高騰のところの補足をさせていただければというふうに思っております。
まず環境配慮指針ですが、実はこの障害者福祉センターの改築、基本的には改築なのですが、環境配慮指針ができる前に基本設計を契約しているので、基本的には対象外というような形になりますが、やはり改築というところがありますので、基本的には従っていきたいというふうに考えておりまして、第1水準の省エネのみでZEB Readyを目指していくというような形で今進めておりますし、難しい場合には第2水準という形になって、省エネ、創エネでZEB Orientedを目指していくというような形で今進めております。
ちょっと細かいところをお話ししますと、先ほどの高齢の部分でもお話ありました断熱という部分です。今回改築なので、やはり一からつくっていくという形になりますので、付加断熱工法ということで、外も内も断熱をするというような形で進めていくような形で今計画をしております。建具についてもLow−Eガラスとか複層ガラスというところを採用していくような形になります。これと同じような形なのですが、太陽光も設置するという形で、創エネという形でいきたいというふうに思っております。高効率の照明LED、これも当たり前ですけど、LEDをつけたり、受変電設備の高効率の変圧器をつけたり、照明制御というところも採用するような形で考えております。空調の部分についても、先ほど言った台数制御みたいなところも取り入れながら、熱交換器で省エネ系という形で、同じような形になりますが、そういうような形でパッシブ要素とアクティブ要素を組み合わせてやっていくような形で考えております。
先ほどの物価上昇についての補足というか、もうちょっと細かくお話しすると、課長がお話ししたとおりなのですが、そのほかの指標としては、国交省が出している建設工事費のデフレーターというのがございます。そこは建設工事費全体を指標としています。ほかに建設資材については、建設物価調査会の物価指数というものがございます。この辺も令和2年、コロナ、ウクライナというところが始まる部分から比較すると、ポイントで言うと17ポイントから26ポイント上がっているような状況になります。なので、先ほどもお話ししたのとプラス合わせて、やはり2割、3割は上がっているというところが、公表データではそのような状況になっております。今回の設計で4億円という形になります。これは単純に13億だったのが4億なので、約30%上がっているというような形でお示ししていますが、その辺と整合は取れているかなというふうに思っております。あとは、ゼネコンさんとサウンディング、いろいろやはりキャッチボールしながら設計を進めております。その中でもゼネコンさんのほうからは、1.3倍から1.5倍は上がっているというような状況もヒアリングでは受けておりますので、やはりそれぐらいの高騰はあるのかなというふうに考えております。
以上です。