19239【小美濃市長】 私もこの陳情文を読ませていただいて、環境に対して非常に高い志の方なのだなというのは理解できますし、生活者クラブをやってらっしゃる方は、往々にしてそういう方が多いかなというふうにも思っております。そういう方ももちろんいらっしゃる反面、やはり私は、14万市民の命を守るということで当選させていただいたのですが、命を守ると言うとちょっと大きな話になりますけれども、しかし生活を守るということにもこれはつながるわけでありまして、物すごく高い志の方もいらっしゃれば、やはりそこまで高くなくても一般的に生活されている方もいらっしゃる。
また税負担という話が出ましたが、その税負担からすると、この陳述者の方は本当にいろいろな努力をされて、私、自分はこんなに努力をしているのに、努力をしていない人と不公平ではないかと、こういうふうにも読み取れるわけなのですが、逆に言うとでも、ふだんあまりここまで環境について考えていない方からすると、税金を払っているのだから、もっといいサービスをしてくれという方々もいらっしゃると思うのです。その辺のバランスだと思うのです。
どちらかというと私のところに聞こえてくる話というのは、そういう方の声が非常に多かったと。これは事実でございますし、大きな袋を掲げて、本当にごみを出すのに大変な思いをされている方からの要望というのでしょうか、そういうことも聞いてきたところでありますので、最初の話に戻りますけれども、なかなか利便性と環境性能を考えると、ペットボトルに関して非常に難しい議論になるかなと思いますが、最終的には、公約として掲げさせていただいたので、何とかいろいろな議論を積み重ねながら、環境に対して非常に志の高い方にも納得いくような施策につなげていきたいなというふうに思っています。