19516【深沢委員】 3つ目の質問に発展をさせたいと思うのだけど、私もそこの認識は御一緒でございます。先ほどもちょっと西園寺委員から出ました党派を超えてという話が、私、この制度の健康保険法、それから年金も含めて、皆保険、これの制度の成り立ちを見ると、1950年代です。ちょうど当時、戦後ある程度たって、経済が少しずつよくなってきて、当時55年体制、つまり1955年、鳩山一郎さんが民主党で総理をやっていたときに、全国民を包含する総合的な医療保険、皆保険をしたいという趣旨の、これは施政方針でうたって、その後、吉田さんの自由党と一緒になって、保守合同だったけど、その直前に社会党が左派と右派で、左派社会党、右派、これが最初に合同して、その結果として、その後に合同した。そのときの鳩山さんというか、いろいろ読んでいくと、要するに、今の話ではないけど、党派を超えて、つまり全国民を包含する。言ってみれば、当時の左だ右だと双方が言っていた、そういうのを乗り越えようではないかということで、その後に現在の健康保険法の原型が、最初の法案が成立したわけであります。
だからそういうふうに考えると、これからの時代の、党派を超えてみんなが納得してやっていく制度設計という原点に、今までのを追いかけるのではなくて、1回考え方だけでもゼロに立って考えていくということが必要ではないかなと。ちょっと半分、代案出さずに無責任な言い方かもしれないけど、発想の原点はそういうことだと私は思っているのですが、これはやはり聞くのだとすると政治家である市長ということになると思いますが、せめてこういう議論は自治体でもやはりやるべきだと思っているのでしているのですけども、一言あれば。