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令和6年 厚生委員会

12月12日(木曜日)

令和6年 厚生委員会
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19517【小美濃市長】  大変大きなお話だと思います。私も一つ、もし考えることがあるとするならば、今までの国民皆保険というのは、保険があるのだからそれを使っていきましょうよという、そういう風潮みたいなものがあったのではないかと思うのです。ただ、それをやり続けていくと給付費がどんどん上がっていってしまうので、結局国保はこういうことになりますし、実は今、他の保険組合もあっぷあっぷの状態なのです。実際にもう解散してしまった保険組合なんかもあります。
 なので、これからは発想を少し変えて、もうある意味健康保険というのは最後のセーフティネットなわけでありますので、一人一人が大事に保険を守っていこうという、そういう感覚も今後は必要なのではないのかなと。それはどういうことかというと、ちょっと言い方は悪いですけども、擦り傷程度は自分で治すと、病院に行って一々、湿布とか、ばんそうこうをもらって、そこで給付費を上げないと、そういう感覚を一人一人が持つということも、これは大事なことなのではないのかなというふうに思っています。
 とにかく今ここで論じられているのは、給付費が上がり続けているので赤字が出てしまうと、その赤字を税金で補っているということが非常に問題なわけでありまして、その税金をみんながしかし払っているという公平性の話でもございますので、一人一人が健康に気をつけて、できればあまり給付費が上がらないような生活を、医者にかからないような生活を一人一人が心がけるという、これからの武蔵野市の中でも方針として出していければ、これはデータヘルス計画とかいろいろなものがあるわけですので、そういう中にもしっかりと組み込んで、今まで保険だからかかって当たり前ではなくて、この大事なセーフティネットを守っていこうという、こういう気持ちに一人一人がなっていくという、そういう施策につなげていくということも大事なのではないのかなというふうに思っております。そういう意味では、当時生まれた皆保険のゼロベース、もう1回ゼロベースに戻すという考え方に、ひょっとしたら近いのかもしれません。
 以上です。