19948【澤田交通企画課長】 まず1点目なのですけれども、12団体というのはそうです。全ての4パターンのものを全部含めて12団体ということになります。それから、効果についてなのですけれども、これもヒアリングの中で分かったことをお伝えしたいと思うのですけれども、条例をつくっているところで多いのは、年に1回、まちなかに立って定点調査をしているという自治体が数自治体ございました。要は、細かい調査方法についてはなかなか難しいのですけれども、例えば午前とお昼と夜と、1回ずつ、1時間、目の前を通る人が歩きスマホしているかどうかというのを定点調査しているというような形のヒアリングはありました。ただ、確実に条例をつくったビフォーアフターで減っているかどうかというのは様々な要因がありまして、1日ぐらいの調査ではなかなか分かりづらいというところもありますので、はっきりと条例化による効果はこれだけですという、そういう指標というか、指し示すことは難しいというふうに担当者はおっしゃっていました。
ただ、その条例を基に、鉄道事業者とまち場と協定を締結して、ポスター掲示だったり、広告を掲示してもらうというようなことにつながったという、そういう効果はありましたよという声はいただいております。ですので、いずれにしても、条例をつくったことによる効果を何で見える化するかというのは、どの自治体様も非常に難しいというふうに認識はしているというところになります。