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令和6年 建設委員会

11月15日(金曜日)

令和6年 建設委員会
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深田貴美子
深田貴美子
日本維新の会武蔵野市議団現職

映像ID: 2847

20282【深田委員】  確かに一番最初の説明会のときに、私もそこに同席していましたので、事業者さんがかなり語気荒く、一切変えませんというふうにおっしゃったのは私も聞いております。それは、1つは、武蔵野市のまちづくり条例は大変厳しい、時間もかかると。ここまでの説明会に至るまでがかなり1つ大きなハードルを越える、そういった印象を持っているからなのだろうと思うのです。でも、厳しいことは大いに結構なわけで、その態度は変えないでいただきたいのです。この業界では、武蔵野市は非常にハードルが高いというのが有名だそうなので。
 でも、事ほどさように、それぐらいのハードルの高さで守ろうとしても、住民の環境はこういう状況になるわけです。今回も日影の規制の法令があるので、住民としては、もう少し建物を北側に寄せてほしいという願いがかないません。ところが、北側には守るべき住民がいないわけです。その日影規制で救われる人がいない。そういう矛盾をはらんでいるということも御担当は十分分かっていると思うのです。でも、どうにかしないと、この既存のお暮らしの方々が大変理不尽な思いをされるというところをどうやって回避していくのか。または、本から守っていくのかです、事業の計画が出る前から。そこに本市のまちづくり条例の根本的な精神性の問題が、私は今回指摘されているのだと思いました。これを公の場で指摘してくださったのが、この第六期長期計画・第二次調整計画の副委員長でいらっしゃるのだろうと思います。このことは重く受け止めていただきたいです。
 実際、最近の報道では、千代田区ですか、有名私立女子中高学校の近隣に大規模なマンション計画が予定されていて、学園の中が全て上から眺望できてしまうということから、学園側が計画取下げの手続に入っている、こんな報道もあります。
 守るべきものは何なのかという、武蔵野市のまさにまちづくりの精神性をもう一度このまちづくり条例の中に埋め込んでいく必要があるのではないですか。本市のまちづくり条例の冒頭の目的のところにはその言葉がないのです。前回の委員会で申し上げました。あまり近隣自治体の例を申し上げて比較するのは、私も武蔵野市にプライドがありますから、なるべく避けたいと思う。だけども、やはりこれだけ狭い武蔵野市の中で、住民の生活環境を守っていくための条例でなければ、これからたくさんの開発が恐らく予想されます。武蔵野市の地価は、非常に魅力があり、そして高い。
 武蔵境の駅の北口をすぐ出た、スイングホールの西側の平屋が取り壊されました。あそこなどは高度利用が十分にできます。まさに市の計画の中で、後ろに移っていただきました集合住宅の中にいらっしゃる皆さんのお気持ちを考えると、あそこも大きな問題になるのではないのですか。
 これは小美濃市長にぜひ御答弁いただきたい。もう一度まちづくり条例の根本の見直し、こうしたことを議論していく時が来ているのではないかと思うのですけれども、住民の住環境を守る、事業者の権利も尊重しなければならない板挟みの状況にあります。他の自治体の条例なども参考にしながら、住民参加のまちづくりをしっかりと条例の中に組み込んでいく必要があると思いますが、いかがでしょう。