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令和6年 建設委員会

11月15日(金曜日)

令和6年 建設委員会
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20283【小美濃市長】  御指名なので、答えさせていただきます。そもそもまちづくり条例をつくってほしいと言ったのは、今回の該当地であります中高が移転するときに、何もそれを止める条例がなかったというところで、陳情も、私はまさしく該当地域に住んでおりますので、当時からの歴史をよく覚えていますけども、市役所というか行政で何も止められなかったということがあり、ぜひまちづくり条例をつくってほしいという陳情を提出させていただきました。そういった歴史の中で出来上がったのが今回のまちづくり条例だと思っています。相当厳しい内容になっているというのは、委員御指摘のとおりだと思います。
 さらに言いますと、少し歴史的な話を申し上げますと、この地域は、もともと大学があったので、大学は一低層には建てられないという、用途地域を設定する前から大学があったので、周りは一低層なのですけども、この地域だけは一低層にならなかった、大学があったら既存不適格になってしまうから。ではどこまでをエリアにするかということだったのだと思うのですけども、既にもう第三中学校等々ありましたので、一低層は10メートルを超えられませんので、10メートル以上の校舎があって、そこはちょっと推測ですけども、第三中学校辺りまで入れた区域を絞って、一低層ではない、既存不適格にならないような用途地域設定をしたのではないかなというふうに──これは推察です──思っているところであります。
 しかし、その後、大学が一部私学の中高に売ってしまって、その中高が移転をするというときに、物すごく高い30メートルを超える建物ができるということで、住民の皆さんが立ち上がって地区計画を提出し、その地区計画自体は採用されませんでしたけども、周りは15メートルという、それは第三中学校まで入れた地域でしたから、第三中学校が不適格にならないような15メートルという高さで地区計画を市が設定した、こういう話になっているのです。それが歴史的な背景だと思っています。
 今回、その中でまちづくり条例をどれぐらい反映させていくかという問題だと思うのです。この中には調整会もやりなさいという、求められるという条例の立てつけになっているわけでありまして、こういったことが現在行われて、これからも基本計画が出た段階で調整会が開かれるのかな。(「まだ」と呼ぶ者あり)まだ。これから依頼があれば開かれるわけですね。依頼があれば開かれると。そういう意味では相当厳しい、業者側にとっても厳しい条例になっているのかなというふうに思っています。
 ただ、私も地区計画をつくったときの一員でございますので、当時のことを振り返ると、15メートル規制をしておけば、近隣の住環境は守られるのだろうなというふうに正直思っていました。なぜかというと、大学が移転するなんて思っていなかったから。ただ、こういうことも考えなければいけないのかなというのは、今回のまさしくその陳情の中で、深田委員がおっしゃったように、今あるものがそのまま未来永劫あるとは限らないということは予測しながら、行政というのは進めていかなければいけないのかなというふうには思っています。
 今回の例を見て、ではまちづくり条例を変える必要があるのかというのは、もう少し研究の必要があると思いますけども、この先、今これから地域の方々と我々とが意見交換をする場があります。その中でどういう意見交換がされて、その意見交換の結果、どういう形で事業者側に申入れをするのかというのも今後の話でありますので、そういったことを踏まえながら、このまちづくり条例がさらに地域のまちづくりに資するように変更点があるのならば、それは考えていくべきかなというふうには思っています。