20384【澤田交通企画課長】 幾つか御質問いただいたかと存じます。
まず、料金のことについてなのですけれども、これについては、今ちょうど地域公共交通計画の改定、策定の動きをしておりまして、活性化協議会のほうでも議論になっているところでございます。また、住民の方にグループインタビューを行ったりして、実際に利用されている方からの声も拾いながら、総合的に考えていかなければいけないという議論がされているところです。まだ計画自体は来年度も続きますので、はっきりとここで料金についてどうなるということは申し上げられませんけれども、ただ、1つやはり考え方としては、乗っている、利用される方も100円という負担をしていただいていますし、乗っていない方たちも、いつ自分がそのムーバスを使わないと外出できなくなるか分からないという世代の人たちも含めて、市民全員でムーバスを支えている、支えていくという、そういうコンセプトで、今後も持続可能にさせていくことが必要なのではないかというような、そういう意見も出ているところですので、必ずしも利用される方だけの収支バランスで赤字が出ないようにというので料金設定をするという、そういうきっかけで生まれたバスではないということは委員もよく御存じかと思いますので、そういった意味で、ワンコインというところと、年度末に補助金として公費で負担しているその補助金との関係性というのを総合的に考えながら、計画の策定を進めていきたいというふうに思っております。
それから、自動運転のことなのですけれども、確かに今いろいろなところで自動運転技術の開発が進んでいるかと思うのですけれども、これを、武蔵野市のように人口密度がすごく高くて、なおかつ、ムーバスというあの細街路、住民の皆さん、お子様も含めてたくさんの方が歩いていらっしゃるあの道路の中を自動運転で走らせて、本当に安全性が担保できるのかというのを、判こを押せるようになるまでには、まだもう少し時間はかかると思いますし、いろいろなハードルをクリアしないといけないものがあると思いますので、この三、四年ぐらいでそのムーバスを自動運転化とかというのはなかなか難しいのではないかなというふうに現場では考えているところです。人間があれだけ細心の注意をしても、どうしてもあの吉祥寺の辺りを走る場合は、相当運転手の人たちが気をつけて運転しないと、ちょっとした接触事故というのはすぐ起きてしまいますので、そういった意味では、まだしばらくは、当然人の運転が必要ではないかなというふうに担当としては考えております。
それから最後、2024年に撤退するという情報については、すみません、私どものほうははっきりとメーカーのほうからそういった話は伺っていないということをお伝えいたします。
以上です。