16686【高丸統括指導主事】 ありがとうございます。我々としても、この発信をしたことで済むとは決して思っておりませんし、そこの課題意識は学校と共有をしているところでございます。ここまでにも、各学校は様々な会で生活指導であるとか、学習者用コンピューターの検討委員会であるとか、先生たちとも意見交換をしていますが、そこの中で全て共通して出てきているのは、例えば、保護者と子どもで約束をつくったとしても、それをしっかりやったかどうかの振り返りというところが非常に大事になってくるということの話をしております。ですので、我々としては今後、委員がおっしゃるように、振り返り、では、やってみてどうだったのということについて、しっかりと学校のほうと確認をしていくということは大事になってくるというふうに捉えております。その方法についてはまた、では、具体としてどういうことをやっていくのかということはもう少ししっかりと練ってきてというふうには思っているところでございます。それを進める上で、やはり家庭との連携ということも大事になってくると思っています。今回の件について言うならば、やはり家庭の方々にも御協力、例えば、先ほど言ったような学習者用コンピューター、あるいはタブレット端末等の使うときの約束ということを、学校の中だけではなくて、家庭でもどう扱うかということについて約束というところをつくっていき、そしてそれを、では、できているのかどうか、改善するとしたらどんな点があるのだろうか、そういったところを家庭とも協力してやっていく必要があるのではないかなというふうに思っているところでございます。
そして、包括的性教育等、ありとあらゆる方法をやっていくべきではないかというところで、おっしゃるところは確かにそうかなというふうには思いますが、やはり、では、何をやっていくことが大事なのかということを焦点化させていくという視点も大事だというふうに思っております。そう考えたときに、繰り返しになって恐縮ではございますが、我々としては、人権教育、道徳教育、そして情報モラル、そして命の安全、この3点に絞っていくことが今回の件についてはふさわしいというふうに考えているところでございます。
以上です。