16849【西館学校施設担当課長】 まず、1点目の学校施設環境改善交付金についての御質問でございますが、ラーニング・コモンズ等の仕様に関して交付金が出る、出ないということではなくて、あくまで金額に対して3分の1ということになるのですが、ただその金額というのが、総事業費の3分の1ではなくて、国の基準に基づいて算出した額の3分の1になりますので、そこが我々は80億円のうちの3分の1とかと考えてしまうのですが、実際にはそうではない、もっと小さな金額にはなってしまうのですが、その国の基準に基づいた面積から計算して算出されます。ただその中に、豪華な仕様だからそれは駄目ですとかという基準はないというところです。
それと2点目の仕様の改善についてでございますが、今、川名委員からもお話しいただいたとおり、千川小学校と大野田小学校は教室に間仕切りがないという状況で、あれはあれで一定の考え方に基づいて造られた学校ではございますが、やはりいろいろ閉めて使いたいときもある、開けて使いたいときもあるということで、そういった具体的な学校の改善点も含めて、それとあとは、先ほど申し上げました、文部科学省で出された新しい時代の学びを実現する学校施設の中でも、具体的にそういった例が示されております。やはり可動式の間仕切り壁というのは非常に使い勝手がいいということで、そういったことも含めて改善しながら、これからの学びの空間を設計させていただきました。
それとあと、床の仕様でございますが、基本的には仕様の話については金額的なこともありまして、各教室全部フローリングにするというようなことは非常に難しい状況です。ラーニング・コモンズですとか体育館なんかはフローリングにしようというふうに考えておりますが、そのほかの普通教室なんかは塩ビシートです。ビニール系のシート。
ただそれも、今いろいろな柄があって、見た目はそんなに悪くないので、最近の学校を視察に行きましたけど、結構な塩ビシートを使っている学校もありますので、問題ないということで進めていきたいと思いますが、タイルカーペットについてはやはりおっしゃったとおり、子どもたちが牛乳をこぼしたり、嘔吐したり、小学生なので。衛生的な問題もあるので、カーペットは敷かない方向で今考えております。具体的な仕様の決定は実施設計の中で行います。
以上です。