17283【大杉(一財)武蔵野市給食・食育振興財団派遣参事】 確かに私も毎日献立表決裁をしておりまして、給食の大量調理については、やはり独特のノウハウがあるなというのは感じております。単独校でも1,000食ぐらい作りますし、センター校で3,000食ぐらい作りますので、その子どもたちが食べるだけの量と、それに相対する調味料がどのぐらい必要かといったのはですとか、限られた時間の中できちんと作ることができるのか。そうすると、調理の流れの組立てとか、ここで何人要るとか、ここで10分かかる、20分かかる、切るのに何分かかるというのが、全部そこを計算して栄養士さんが献立をつくりますので、それはすごいノウハウだなというのは感じております。
なので、逆に言うと非常にマニアックなところがありますので、どれだけそれが販売するような価値になるのかというのは、ちょっと今まで思いついたことはなかったのですが、確かに非常に、私ども毎月何件も視察が来ます。いろいろなことを聞いて、学んで帰っていっていただきますので、そういうところでやはり武蔵野市の学校給食というのは確かに語れるものがあるというふうには思いますので、私どもそれが当たり前になってきてしまっているところがありますので、改めて見詰め直すというようなことと、あと、この給食を支えているのは、これまでの長い取組と、やはり質を守るのだという職員の意識なのです。そこが一番大事なところなのではないかなというのはやはりありますので、そういう意味では常に私どもも緊張して、職員に対しての働きかけ、声かけというのは常に絶やしませんし、職員もそこはすごく意識しているところですので、そういったところ含めて考えていきたいと思います。