17424【川名委員】 ICTを使うことが目的ではないですから、子どもたちの学びのために使っていっていただきたいと思います。切実な生の声を聞いてしまった以上、対応しなくてはいけないなと思っていますので、ぜひしていただきたいと思います。スクールロイヤーは分かりました。
もう一つ、27ページに特別支援学級の在り方の検討と書いてあるのですが、これはここに書いてあるだけではあまりにもざっくりし過ぎてしまっているのですけども、要は、もっと各校にまでつくる形に広げていくのか、減らしていくのか、あるいはもっとほかの方法があるのかということがあるのですけども、これは現状でどこまでを想定していらっしゃるのか。去年の文教委員会で実際に四中のところと大野田を視察させていただいて、かなり充実した内容だったなと思っています。というのも、我々はあまり、学校には行くけども、記念行事で行ったりとか教室開放は行くのだけど、特別支援学級まで見させてもらうというのは、たしか初めてだったと思うのです。こういうことやっていたのだなと思っていて、その内容自体はすごく感銘を受けたのですが、この書き方がどっちの方向に向かっているのかよく分からないので、御説明していただきたいと思います。
これも結構毎回のように聞いているのですけども、33ページに、武蔵野市の学力はほかと比べて高いですと書いてあります。この高い理由は何ですかというのを聞きたいのです。これは学校教育がいいから、武蔵野市の教育委員会がすばらしいからの学力なのか、塾が山ほどあって、塾に行っているからいいのか、家庭の教育力が高いのか、いろいろ理由があるのです。保護者感でいうと、やはり塾に行かないと、うちの子どもの学力が上がらないという、ちょっと脅迫観念みたいなもので行くタイプも、うちもそうなのですけども、行ったからといって学力が上がるわけではなくて、逆に行かないと、もっと落ちてしまうのではないかという恐怖感で行っていたりするような家庭もあったりする。逆に、もっといろいろ学びたいから行くという子どもたちもいると。そうすると、学校教育とは何だろうねと、いつも出てくるのです。
学校の学びがとても楽しいという子どももいるし、そんなの塾で習ってしまったから、あまり聞きたくないよという子どももいる。一方で、塾では補習しかやらなくて、学校の教育をもうちょっと充実してくれというタイプもいろいろいて、一概に何で学力がよくなったのかが見えないのです。武蔵野市は学校施設ですとか教員配置とか、とても充実していると私も認めてはいるのですけども、それだけがこの学力に結びついているのかよく分からないものですから、御見解を伺いたいと思っています。