15413【小美濃市長】 先ほど2回ばかり答弁をさせていただきましたけれども、私も最初、国産では駄目なのかという話をしました。ただいろいろな話を聞いて、やはり私は入れ替えるとなると、また20年ぐらい同じピアノを使うわけでありまして。今回コロナのお話もしました。コロナで芸術活動がなかなかできなかった方もいた。また、私は自分の公約の中でも、コロナ以前よりも芸術文化を発展させたいということも挙げさせていただきました。そういうことをいろいろ考えてみると、国産ではないだろうなというふうに、自分の中では思いました。だからそこは私は道場委員と考えが違います。
では、為替、そこがすごく大きな要素で施策をやっていくかというと、それも違うのではないかなというふうに思っています。そこは一つの要素ではあると思います。確かに一つの要素ではあるかもしれないけれども、だからといって、ではずっと為替に関係ない日本の円で買える日本製のものが一番いいのだという判断には、私はならなかったです。なので今回は、これはスタインウェイにしても為替が関係してくるものですから。私はスタインウェイかファツィオリか、どっちかだなと思っていたのです。
そこで最終的には、スタインウェイは希少性の問題と、高かったので。最終的には700万円も高かったので、これは総合的に考えると、ショパンコンクールで使われたピアノである。芸術をやっている方は触りたいですよね。私は先ほど言いましたけど、音楽にそんなに詳しいわけではないですが、ただうちにもピアノはあります。調律もやります。でも、そんなにピアノって部品を取り寄せるほど壊れるものではないというのは、自分の中ではそれぐらいの知識はありますけれども。
ただ、最初から壊れているかもしれないと、そこは考えなかったですから、そういうこともあるかもしれないです。そういう意味では。ただ交換してくれるという話になっているのだったら、それはそれでもいけるのかなというふうに思いますし、様々考えた上で、私は今回は国産ではないという判断をしました。それで、よりピアノを愛する市民の方々もたくさんいらっしゃるでしょうから、そういう方々の市民サービスを考えると、やはりいいピアノを入れて、何十年もそのピアノがスイングホールでの名物になるといいなという判断をしましたので、今回こういう提案をさせていただきました。
るる御意見もいただきましたので、それはもう最終的には議会の判断になるのだろうなと思うのですけど、私どもの判断はそういうことでありまして、為替を非常に今強くおっしゃいましたが、一つの要素であることは確かですけれども、やはり音楽という特殊な、私はあまり詳しくないですけれども、やはりピアノを一生懸命やっていらっしゃる方にとっては、ショパンコンクールで使われた同じメーカーのブランドのピアノが市内にあったらうれしいだろうなと。
それは認知度の偏りとかではなくて、やはり我々は知らないかもしれないけど、ピアノをやっている人の中ではこれは知っているのではないかなと思うのです。そういうことを考えると、そんなに認知度に偏りが。それはピアノって、全ての市民が知っているべきことなのかなと思いますし、スタインウェイだって全ての市民の人は知らないです。ヤマハは知っているかもしれないけど。
なので、今いろいろお話を伺っていて、最後振っていただいたので、ちょっと長く答弁させていただきましたけれども、総合的に言いますと、まず、今事故が起きてはいけないので、ピアノは買い換えたいです。では、為替の問題で、国産なのか外国製なのかと問われますと、今新しく買うのだったら国産を買ってもそんなに、ピアノをやっている市民の方からすると、どうなのだろうなと思っていますので、外国製にしたいなというふうに思っています。
ではスタインウェイかファツィオリかどっちかというと、それはずっと今まで職員の皆さんもいろいろな判断をして上げてきてくれたものを、私も総合的に判断したのですけれども、スタインウェイは確かに市内にもたくさんありますし、また新しく買うと高いし、だったら、ショパンコンクールでも使われているような国際的にも評価が高いファツィオリというものがあるのだったら、そういったものを入れて、これからのスイングホールの一つの目玉としていきたいな、これが私の判断でございますので、御答弁になっているかどうか分かりませんけれども、以上でございます。