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令和6年度予算特別委員会

3月13日(水曜日)

令和6年度予算特別委員会
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21442【吉清総合政策部長】  今、特に投資的経費をはじめとした、そういう物価上昇と財政計画、また、財政シミュレーションも多分含まれているのだと思いますが、そこについての御質問をいただきました。多少財政の部門と企画の部門ですと、少し視点が異なる部分もあるかと思いますが。
 まず、長期計画の中で、財政計画と財政シミュレーションは明確に位置づけが異なります。財政計画は、その5年間で長期計画に書かれている施策がしっかり実施可能なのか、そういう視点で書かれていて、ですので、そういう意味も含めてやや堅めに、特に歳入のほうを堅めにという形でつくってございます。当然予想というのはずれますので、私も財務にもおりましたので、財務にあるときに、過去四、五回の財政計画を見たのですが、5年たつと、いわゆる基金と市債、そういう残高等の差額で見ると、100億、200億5年でもずれているのが普通です。より歳入のほうが実際には見通しづらいのですが、ただ、どこを見ても、うちの計画はしっかり精緻につくった上でやっている計画で、ずれはありますが、その5年間きちんと施策を実施するための基盤はしっかりしていますという財政計画は、これまでお示しできるというふうに考えてございます。
 財政シミュレーションに関しては、非常に難しい、どれだけ精緻につくっても、ざっくりつくっても、ずれるはずれます。民間の、それこそ委員さんで経済に詳しい方とも行いましたが、なので、民間の場合は、五、六年とか長期といっても10年出すところもほとんどないよとおっしゃっていました。正直、自治体レベルで30年レベルのこういったものを出しているところはございません。それだけずれるものでございます。ただ、それでも市が出すのは、やはり現在の状況に基づいて傾向を見る、また、投資的経費に関しては長期スパンで考えなければいけませんが、この時期に更新が多い、この時期は更新が少ないという波のスパンは確実に見えますので、そこに向かって、年々の予算査定に当たって今どの時期にいるかをしっかり査定した上で調整しなければいけないというところでございます。
 ただ、おっしゃるとおり、30年間は、例えば実際の物価もそうですが、税収等も、今国のほうが2%程度の持続的インフレ、これが本当に30年間ずっと、どちらかというと動きがなかったですが、それが持続しますと、多分30年後には、予算も、歳入も歳出も倍ぐらいの金額になっていますので、そこが1%違うと全く違ったものになってくる。ただその中で、先ほどお示しした傾向を見る。なので、ちょっと今こちらで理事者と話しているのは、財政シミュレーションをあまり細かくしょっちゅうやってしまうと、毎年すごく変動するものを膨大な手間をかけてやるのかというと、そこは違うだろう。ただ、おっしゃっていただいたとおり、建築単価等は変わっていますので、そこをどう反映させて今後にどう生かしていくのかというのは重要な視点でございますので、ちょっとすいません、今の時点で、これから検討するので結論は言いませんが、そういった視点で、だから、あまり長期のものを大きく受け止め過ぎるのはあれですが、ただ、重要なものとして見ながら検討させていただきたいというところでございます。