21917【小美濃市長】 まず、住民投票というのは、山本委員がおっしゃるとおりで、有識者懇談会の先生の中には、二元代表制ではなくて一元代表制、議会に対してという話もされておりましたので、議会を一つの例に取ると、議会で議決したことと相反するお考えの方々がいらっしゃる場合に、直接民主主義というのでしょうか、その手段の一つとして住民投票があるというのは、これはずっと私も言ってきたことでありますので、そのとおりだと思っています。ただ、これが大きな意味では市民参加かもしれませんけども、私はどちらかというと地方自治の統治権の話なのかなというふうに思っておりまして、国民主権というのは原則、間接民主制。市民、国民が選んだ議会、もしくは国会を通じて主権を行使するというのが間接民主制の原則だと。そして、国民主権の原則だと思っておりますが、しかし、そうでないときに直接民主制を使って、地方だったら統治権に意見を言っていくと。また、国ならば国民主権に対して意見を言っていくと。こういうことだと思うので、その中では市民参加という形が取られるわけでありますけども、市民参加のためにあるとは私は思っていないのです。それが目的ではないと思っていますので、そこはちょっと考えが違うのかもしれません。
それと、目安箱は、実は私も毎日のように、今、市長への手紙を頂いておりますが、一つは、これは公開はされていないのです。いろいろな意見があります。なるほどなという意見もありますし、ただ、クレームが多いです。9割がクレームです。市に対するクレームです。私はもっと提案型の意見がいただきたいなと実は思っていて、それを公にできないだろうか、みんなでそういう意見を出し合えないだろうかというのを今ちょっと所管課と打合せをさせていただいております。ただ、それが形に出るかどうかというのはちょっと分からないのですけども、所管課と、今、打合せをしながらやっておりますので、どちらかというと市長への手紙は非常に閉鎖型の意見聴取のやり方。ではなくて、もう少し公開ができる意見聴取のやり方というのはないだろうかというのを模索しているところであります。