22049【久保田総務課長】 都庁交換便について御説明いたします。これは結構長い歴史があるもので、26市、23区、また東京都の間で交換便というものをやることによって、文書のやり取りが紙であった時代、現在もおおむねそうなのですが、そういった時代には、こういった紙の文書のやり取りというのを、どこの自治体においても簡易にできるということ、特に毎日やり取りをしておりますので、東京都には朝持っていったものが午後には着くということで、郵便よりも早いという事情がございましたので、非常に重宝されてきたということがあります。
ただ、今回見直しに挙げましたのは、やはりコロナ禍の押印の廃止、見直しなどで、文書はできるだけメールであったり電子化してやり取りをするということを、東京都も中心になって進めておりますので、我々もDX等で進めているところです。それで、そういった紙でのやり取りというのは、もう今後はなじまないのではないかということで、できるだけ減らしていくという方向で見直しを図りたかったのですが、やはりこちらにも書いてあるとおり、庁内には、例えば学校であったりとかで、この都庁交換便を使いますと学校間のやり取りというのも非常に簡易にできるということで、学校の先生や事務の方から非常に歓迎されているということがあったり、下のほうに書いてありますが、特に重要な個人情報が必要なものにつきましては、鍵つきの交換便ということで東京都とやり取りをしているようなものもありまして、そういったものはやはり信書として人が運ぶということを求められているものもございました。
ですので、すぐにやめるということができませんで、我々としては回数を減らすなどというところでだんだんと縮小を考えているところなのですが、そのためにも、やはりただ回数を減らしても、コスト面では変わらないということが分かっておりますので、できるだけ近隣自治体と協力して、共同運行などということでコストを下げる方向で検討していきたいと考えております。私どもがこういう検討をしているということは近隣市にも伝わっておりますので、近隣市がまた同じように見直しをするときに、一緒に検討いただけるということで、その方向性を探っているところです。
以上です。