22309【吉田子ども育成課長】 今御質問いただきました市立保育園の意義でございますが、令和2年度に武蔵野市立保育園のあり方検討有識者会議というものが開催されまして、そこの有識者会議の中で、市立保育園の今後の役割5点を提示されております。
1つが市内保育施設の保育の質の維持向上ということで、これは、これまで武蔵野市の保育は各地域で、地域連携を通して保育園間の情報共有などを行いながら、その地域ごとに保育の質も高めていった経緯がございます。そうした中での保育の質の維持向上の中核として、市立保育園の役割がまず1つあるというところでございます。
それと先ほど委員からお話のありましたセーフティネットの機能というものも、この市立保育園の役割の一つです。例えば養育困難家庭への市の支援なんかは、この市立保育園の重要な役割かと思ってございます。
また、今日御質問のありました医療的ケア児の受入れも、市立保育園の役割の一つとして、今実施しているところでございます。
また、災害時における保育園型福祉避難所の機能の確保と新たな感染症への対応というのも挙げられてございまして、現在この災害時における保育園型福祉避難所の機能の検討、調整というのも行っております。
また最後に、保育士による現場経験に基づいた施策の提案ということで、現在、子ども育成課もそうですし、子ども家庭部のほかの課にも市の保育士が勤務をしていまして、それぞれの職場で経験しながら、そこの経験を基に、いろいろな提案を施策の中に生かせるような体制を組んでいるところでございます。