22747【吉崎産業振興課長】 私のほうからは後半2つの御質問について答弁をさせていただきます。
まず、未来に残す東京の農地プロジェクトなのですが、こちらは木崎委員がおっしゃるとおりで、東京都の補助金を活用した事業となっております。こちらにつきましては、あくまでも市内の農家さんから、例えば土留めのフェンスを立てたいであるとか、それこそ防災用の井戸を新規に造りたいなど、そういった御要望があったものについて東京都へ申請をして補助金を受けるという流れになっておりますので、予算につきましては令和4年度決算からかなり増えているというところなのですが、申請がそれだけ件数が増えたというところであります。あとは、1件当たりの工事費用も、大きな工事になればなるほど1件だけでもかなり大きな金額になりますので、そこで金額の増減というのはかなりあるかなというふうに思っております。また、実際には、予算要求時にはそれだけ申請が出ていたのですけども、いざ業者さんに現地に来てもらって、いろいろ現地を見ると、やはりちょっと難しいといったことになったり、あとは農家さん側の御家庭の事情等もあって取下げになるというケースも間々ありますので、こちらは決算まで、予算がこのままどう動くかというのは我々も農家さんと相談をしながら注視をしていかなければいけないかなというふうに思っております。
それから、もう一つの御質問、農福連携のほうなのですけども、こちらは確かに予算上は計上していないのですが、取組としては、今、予算を使わない中で、実は少しずつ手探り状態で進めているというところでございまして、今現在はそれこそ試行といった形で、市内のNPO法人さんに、市内の農家さんの農地の一部をお借りして、そこでちょっと障害者の方に来ていただいて実際に土に触れるような体験をしてもらっているという形で、そこでのNPOさん側、それから農家さん側の反応をそれぞれ検証しているというような状況でございまして、この辺りがある程度形になってくれば、具体的に予算を取って、もう少し市内全体に広めていくというようなこともあり得るのですが、今のところはまだそこまでの展開というのが見えませんでしたので、まだ予算はつけていないというような状況ですが、水面下で試行的には進めているという状況でございます。