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令和6年度予算特別委員会

3月21日(木曜日)

令和6年度予算特別委員会
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大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

映像ID: 2701

23597【大野委員】  市議会公明党を代表いたしまして、この令和6年度一般会計の修正案ほか全ての会計に賛成の立場で討論させていただきます。
 今回の予算は、予算編成の最終段階で市長が交代するという大変異例な予算編成となりました。携わられた皆様の御努力に深く感謝申し上げます。
 さて、予算審査に当たっては、冒頭、市長より、保健センター増築及び複合施設整備事業について、議会からの意見も考慮し、一度立ち止まるとの発言があったことは、小美濃市長の御英断だったと考えます。納得のいく議論の後、改めて予算計上されることが適切だと考えます。
 令和6年度予算全体については、財政の根幹である市税は好調でありますが、それをしのぐ勢いで建設費の上昇、委託費の上昇が感じられ、財政予測がいや増して難しくなっていると感じています。これらについては、六長の二次調整や第3期公共施設等総合管理計画などの中で、全体像を考えていただきたい。そして、全体の中で、保健センター増築及び複合施設整備事業をどうしていくのか、よりよい方向を見いだしていきたいと考えます。
 また、市の財政に大きなインパクトを与える学校改築についても、直近の見積りでは1.5倍になっているということから、現在のタイトな改築計画のまま続けていくのかということは、検討いただきたいと考えております。
 今回の議論の中で、住民情報系システムは、本市の事務事業の根幹のシステムとなっておりますが、システムというものの特性により、既存ベンダーにしか保守、改修、更改ができない、ベンダーロックインの状態に陥っております。この状況は自治体のほとんどが抱えている課題でありますが、長期にわたる随意契約は公として慎むべきもので、ベンダーロックインからの脱却を研究してくださいますようお願いいたします。さらに、このシステム以外にもベンダーロックインに陥っているシステムは多くあることが予想されますので、庁内のシステムの総点検をしていただけるようお願いいたします。
 また、本市は約157億円の委託料が物件費に含まれておりますが、議決の対象になっていないので、議会が監視することが極めて難しい項目です。DXを推進する中、また、デジタル技術が進む中で、技術的な委託は増える方向にあるでしょう。令和6年度より2号・6号の随意契約を公表してくださる決断をされたことは、情報公開の大きな前進であると評価いたします。私どもも、この公開された契約情報を注視してまいりますが、1億5,000万円以上の委託契約については、丁寧な説明をしてくださいますよう、要望いたします。
 市長がおっしゃってくださっている隠し事のない市政、大賛成です。その一つとして、議決事項ではないけれども市民生活に大きなインパクトがある事柄については、ぜひ議会にも説明をしていただきたいと存じます。そのことで、インターネット中継や議事録という形で市民の皆様にも広く情報公開できると考えます。
 19日、日銀がマイナス金利政策を解除し、17年ぶりの利上げが行われるということで、さらに大きな転機がやってこようとしており、大変難しい中でのかじ取りになると思いますが、ブレーキとアクセルを適切に使いながら、市民第一の市政運営となりますよう要望し、賛成の討論といたします。