11887◯市 長(小美濃安弘君) それでは、川名議員の代表質問にお答えをさせていただきたいと思います。いろいろメモは取らせていただいたのですけれども、ちょっといろいろ多岐にわたっているので、もし答弁漏れがありましたら御指摘をいただきたいと思いますし、また予算委員会もございますので、そういったところでもまたお聞きいただければなというふうに思っております。
まず、長期計画と公約はどちらを重視していくのかというような御質問があったように思います。これは難しいところでございまして、どちらもこれは大事だと思っています。やはり長期計画は市民参加、議員参加、職員参加でつくり上げてきたものでありますし、また時間をかけてつくり上げてきたものでもありますので、それはしっかりと尊重すべきものだと思うのですが、ただ今回の選挙が、この長期計画の調整計画のちょうど最後、もう本当にあとは判こを、決裁を押すだけというようなところであったものですから、そのときに市長選挙で掲げさせていただいた公約とのバッティングというのは、本当に悩ましい問題でございました。
これは庁内でもよく議論をさせていただいて、長期計画条例の3条にのっとらせていただいて、実行計画を見直し、新しい実行計画を策定すると、こういう決断に至ったところでございます。なので、どちらを重視するのかと言われますと、どちらも重視しなければならないというのがお答えになるのかなというふうに思っております。
次に、市政運営の理念、これも大変大きなお話でございまして、大きくは、やはり今まで武蔵野市が取ってまいりました、この計画行政に基づく市政運営ということ、これをしっかりとやっていかなければならない。また情報共有の原則、市民参加の原則、協働の原則、こういったものをしっかりと守りながら市政運営を行っていかなければならないというのは、基本、大原則の議論だと思っております。
もう一つ、私は今回、議会出身の市長として就任させていただきました。また壇上でも御発言がありましたが、副議長、議長と要職も拝命させていただいておりましたので、非常に議会との議論というのを市政運営の中で大事にしていきたいなというふうに思っています。
私は特に議会出身だからそういうことに重きを感じるわけでありますが、今まで、ややもすると議会の議論を、ないがしろにとは言いませんけれども、あまり重視せず、すごく重要な施策もしくは条例案を、例えば本会議の最終日に即決というような形でもって、これは時間との関係でしようがないものもあります。税制とか、それはあるのですけれども、そういったところはこれからの市政運営においては十分に気をつけて、議会の皆さんと議論を重ねながら、市民代表の意見をよく聞いて、市政運営をさせていただきたい。これが大きな理念と言えば大きな理念かなというふうに思っております。
2点目です。立て直す。立て直すというのは、特別な事業とか特別な施策に対して申し上げているわけではなく、これは今まで私が感じていた、特にコロナ禍のこの3年半、4年間の中で、少し市民と市役所、もしくは市民と我々──我々と言ったら申し訳ないですけれども、ちょっと前まで私も議員でしたから、議会の間に、やはりコロナというのは大きくハードルになっていたかなというふうに思っているわけであります。それが様々な影響を及ぼしてしまったかなというふうに思っています。
その一つで象徴的なのが住民投票だったかなというふうに思います。住民投票条例、これは議会で否決されましたが、先ほど御案内にもありましたけれども、本来でしたら住民のための条例ですから、これは当然多くの市民の方々からの声を聞くべきであったと思います。しかしコロナ禍の中で、緊急事態宣言が発令されてしまった。片や防災を担当する部署では、市民の皆さんに表に出ないでくださいというメッセージを出しつつ、しかし住民投票を施行するというか、立案する、また提案する部署は、それでもスケジュールどおりに動かさなければならないから、やはり意見交換会を行う。こういった、市民から見ても分かりづらい状況があったのかなというふうに思います。
その先、様々な理由があったと思いますけれども、賛成派の市民と反対派の市民が、やはり市内でぎくしゃくしていたというのは、これは私が感じているところでございますし、今もこのしこりは残っているというふうに思っております。
またコロナ禍の中で、職員の皆さんも、私もそうなのですけれども、議員としての私自身も反省としてそうなのですが、やはり対面での事業運営とか、議員であれば議員活動、議会活動がなかなかしづらかったなということがございます。そういうことが3年半、4年と続いてまいりますと、やはり市役所が遠くなったという声が、市民の方から多く聞かれるようになりました。
私が今回立て直すと言ったのは、こういったぎくしゃくしてしまった市民間の対立関係を、やはり時間をかけてしっかりと信頼関係を戻していくということや、また、市役所と市民とにちょっと隙間が空いてしまった信頼関係を取り戻す、こういうことに関して立て直すという意味で書かせていただいたわけでありまして、その中に実は様々な施策があるわけでありますが、しかし今回は代表質問の場でございますので、それを一つ一つ述べることは差し控えますけれども、立て直すというのはこういうことでありまして、なぜ立て直すと書かなかったのかというのは、そういうことは施政方針に書かせていただきましたので、立て直すという項目は立てませんでしたけれども、いわゆる今申し上げたようなことを。立て直すというのは、先ほど辞書の言葉で引用され、以前のように戻すというような御発言があったと思いますが、コロナ前のような、ある意味、本当に武蔵野市民が生き生きと毎日を過ごせる、こういった武蔵野市にまた戻していきたいなと、このように考えているわけであります。
3点目は、調整計画から読み取れないものということであります。これは具体的に申し上げますと、先ほどもお話しさせていただきましたけれども、二中と六中。これはまだ言っていなかったですね。二中と六中の統廃合、これは読み取れないかもしれません。給食の無償化も、これは私は市立学校以外にも支援を検討したい、研究したいということが書いてありますので、この辺も読み取れないわけであります。また住民投票も、長期計画・調整計画では、市民との熟議の上、推進していくというふうに書いてありましたが、私は今回凍結させていただきたいということを申し上げておりますので、この辺も調整計画から読み取れないものに当たるのではないかと思っております。
次に、長期計画のローリングの時期についてであります。これは先ほどの議員の質問にも御答弁させていただきましたが、第二次調整計画をつくるということは、当然次に控えている第七期長期計画が後にずれるということになってまいります。そうなりますと、やはりローリングの時期等もずれてくるものと考えております。これに関しましては、まだ具体的にいつから第二次調整計画を始めるかということを、最終的に詰めておりませんので、これは、予算をお認めいただいた後に庁内本部会議を開きまして議論してまいりたいと、このように思っているところでございます。
5番目、情報提供と市民の意見等は一体誰に聞くのだと、こういう御質問でございました。誰に聞く。多くの市民の方にお聞きしたいなというふうに思っておりますし、質問の中でも御発言がありましたけれども、様々な意見の方がいらっしゃると思います。ですので、その様々な意見を持っていらっしゃる方の意見をお伺いさせていただきまして、それを一番今の市政にとっていい方向に持っていくということを決断するのが、やはり市長の役割だと思っておりますし、そのためにも議会の皆様方としっかりと議論させていただき、御意見なども頂戴させていただきながら、市政運営を行っていければなというふうに思っている次第でございます。
次に震災対策。これも先ほど他の議員にもお答えをさせていただいたところですが、例えば耐震診断に対しましては、今まで耐震診断の助成の対象外だったものに対しても、今後助成をしていきたいなというふうに思っておりますし、また道路におきましては、特定緊急輸送道路の周りのおうち、接している建物に関しては助成をしていたわけでありますが、今後は特定だけではなくて、通常の緊急輸送道路、一般緊急輸送道路にも助成の対象を広げていきたいということであります。
また、転倒防止金具でございますが、これは全世帯と申しましても、もう既についているところが随分あるということでございまして、詳しい数字はまた予算の中で申し上げさせていただきたいと思いますけれども、庁内で協議をさせていただいた限りでは、相当数、今でももうついていると、そういう計算の下に、今予算組みをさせていただいています。あまり細かく言うとちょっと予算審査に入ってしまうので、この程度にさせていただきます。詳しくは予算の中で述べさせていただきたいと思いますが、最終的には4年間で全世帯へ取り付けるというのが今回の公約でございますので、それに向けてしっかりと市民周知をしていきたいなというふうに思っています。
また、今までやはりこの部分、市民周知というところが、特に耐震助成などにおいては不足をしていたのかなというふうに思っています。大体年間の耐震診断の助成の申請が10件とかというのが、今までの申請件数だったわけです。しかし、本当にあの1月1日の能登地方の地震が発生いたしまして、この地震によって全国的に、やはり災害、地震に対する意識が高まったのではないか。これは武蔵野市民も同じではないかと思っています。この時期に、やはり耐震診断をしっかりしませんか、また、もしここで問題があるならば耐震補強しませんかと。これに対しては、非常に分かりやすいスキームを住宅対策課でつくっていただきましたので、先ほど他の議員でのところで、5万円という一つの。どんなに大きなおうちでも5万円というような、分かりやすいスキームをつくらせていただきましたので、そういったものの周知をしっかりして、今この地震に対して、災害に対して、非常に市民の方々が関心を持っているときに、多くの方に助成を使っていただいて、耐震補強にまでつなげていっていただきたい、また、家具転倒防止金具を一件でも多くつけていただきたいというのが、今回の公約の内容であります。
次は、7点目、セカンドスクールですね。セカンドスクールはどういうところに課題が。先ほど他の議員がるる本当に詳しく述べていた。本当は先ほどの質問を全部読ませていただければいいのかもしれませんけれども、そういうわけにもいきませんので、ちょっと私はそれをメモさせていただいて、恐らくこういうことなのだろうなというふうに思います。
まずは、現地でのフル活動が実質4日になってしまうと。これは大きなことだと思います。やはり活動する日数が少なくなると、それだけ子どもたちが本当に実感する、こういうことが薄くなってくるのかなと。人間関係が充実してくるのは、先ほどの議員の発言だと5日ぐらいからだということを考えますと、やはり短過ぎるのではないかなというふうに思います。
また、先ほどの御質問の中でも、先生方や保護者も、6泊7日に対して大変高い評価、95%という数字も示していただきましたけれども、評価をされているということでありますし、お子さんたち、参加された子どもたちも、大変楽しかったという評価をしているということでございますので、先ほど御案内がありました検証委員会などの御意見などもよく聞きながら、またこれは教育委員会の施策でございますので、あまり私が言い過ぎてもいけないと思っておりますので、しっかりと教育委員会との協議をしながら、また、総合教育会議というのもございますので、そういった機会を生かしながら、セカンドスクールの泊数を1泊増やすということに対して、子どもたちにどういう影響があるのか、もしそれがすごく子どもたちにとってよい影響があるものだとするならば、前向きに進めていきたいなというふうに思っているわけであります。
次に、オンライン授業についてであります。御質問は、実現、実施できない理由ですね。実施できない理由としては、今まで述べられてきた実施できない理由は、例えば不登校児童や生徒が対象の場合、定期的な対面での面談などが条件であり、実施に至っていなかったということがございますし、また、一方的に参観するだけのオンライン授業では、児童の集中力が続かないという課題が報告されてきたということでございます。本来双方向のオンライン授業が望ましいわけでございまして、そのためには様々な条件整備が必要になってくるということでございます。
次は二中と六中の統廃合についてです。白紙の理由は何ぞやということでございますが、これは全員協議会の中でも少しお話をさせていただきましたが、地域の方々にあまり理解が広がっていなかったということが、大きな理由の一つであります。やはり地域の中には二中と六中を母校とされている方もいらっしゃいますし、また、その統廃合の理由がコストの面だったということも、私は白紙にする一つの理由でございました。
やはり学校の統廃合というのは、そういうコスト面とか合理面、合理性とかで判断するのではなく、子どもファーストでやるべきだなというふうに思っています。川名議員はお地元の議員でございますので、境北小学校の御卒業だとお伺いしたことがありますが、やはりその当時、私は1期目でございましたけれども、市議会議員1期目のときに境北小学校と桜堤小学校の統廃合がございました。
このときは、記憶が確かならば、境北小学校のほうだったと思いますが、境北小学校の児童数が1年生から6年生まで単学級で、学校全体が約180名程度になってしまったのではないかなというふうに思っております。児童の生徒数で先生の数も東京都から配置されますので、そうなりますと学校行事にも大きく影響が出てくる。
こういうことを考えますと、もうやむにやまれず、桜堤小学校と境北小学校を統廃合し、現在の桜野小学校ができたわけでありますが、当時やはり桜野小学校ができるに当たっては、2つのPTAが1つになる、2つの青少協が1つになる、また、2つの母校を持っていた、その地域の方々の母校がなくなる。様々な地域の方々の議論がございました。本当に御苦労の末に今の桜野小学校があるということを考えますと、そんなに簡単に統廃合というのは、コストや合理的だけですべきものではないというふうに思っています。
さらに、いつまで延ばすのだ、いつまで議論するのだという御質問がございました。一応私は、令和7年度までにこの議論を一旦させていただきたいと思っております。この中には、全協でも話をさせていただきましたけれども、武蔵野市が昭和時代につくった第一中学校から第六中学校まで本当に必要なのかという議論も、一度併せてさせていただきたいと思っています。必要だということになれば必要で、それももちろん、統廃合したいと言っているわけではなくて、その議論はやはり1回するべきだと思っているのです。
というのは、全協のときにもお話ししましたけれども、私が昭和50年代に第三中学校の生徒であったときには、7クラスございました。しかし今は3クラスとか4クラスになっております。これはどこの学校も同じような感じになっていると思うのですが、そうなりますと、昭和の時代につくった、その7クラスも8クラスもある学校を、今同じ規模でつくる必要があるのかどうかというのは、一度検証しないといけないかなと。同じ規模でつくるということに対しては、しっかりと議論しなければいけないかなというふうに思っています。
しかし1点、一方、昔の基準と違って、今は1人当たりの教室の面積もちょっと違ってきているのです。だからそういうことも加味して、一体学校の規模というのは、今後どれぐらいが必要なのか。これは一定程度、20年、30年後の教育の在り方も含めながら考えていきたい。令和7年度までにこの議論をさせていただいて、令和8年度から、今度、学校施設整備計画策定の議論をし直しますので、その策定の議論に反映させていきたいと、このように思っております。
次に、吉祥寺に再投資。幾らかけるのだということなのですが、これは幾らというのは、今申し上げることはなかなか難しいところ。これは規模にもよりますし、また、なかなかこれはもう何千億円という単位になると思いますので、今何千億円というのを申し上げるには、私はまだまだ研究も勉強も足りていないわけでありますけれども、しかし御質問にありました、現在ある吉祥寺グランドデザイン、もしくはそれの計画でありますNEXT吉祥寺に関しては、今、私の言っていることと路線は一緒でございますので、これを修正するということはございません。
この路線に乗りつつ、しかし、これは長計にも出ているところでございますが、南口に関しては面的な将来像、これはつくっていかなくてはならないということでありますというか、それが望ましいと思っておりますので、南口は面的な将来像を立案するために、もしくは北口に関しましても、やはり相当老朽化した建物がございますので、そういったものの整備なども進めていきたいので、何をいつまでに幾らというのはここで申し上げるわけにいきませんが、お答えするとするならば、必要な時期に必要な投資をさせていただければなというふうに思っております。
そのための準備はこれからいたしてまいります。その準備に対しても、これは投資でございますので、準備に関してはこれから4年間かけて、しっかりと予算を皆様に提示させていただいて、また議論をさせていただければと、このように思っております。
11点目は公会堂。その中で公会堂の位置づけということでございます。公会堂は現状では、ホール棟は構造的にはまだまだもつということでございますが、会議棟が今耐震では少し不安があるということでございますので。あともう一つ、配管設備も相当傷んでいるということでございますので、これはそんなに長く置いておくわけにはまいりません。なので、先ほど私が申し上げました、面としての将来像を立案することになりますと、そこには必ず公会堂の位置づけというのが出てまいります。その公会堂の位置づけというものをどういうふうにしていくのかというのが、すごく大事なところでございまして。
ただこれは、手をつけるのに20年とか30年とかという先に恐らくなっていくのだろうと思いますので、まずは今進めている改修をやっていくのが現実的ではないかというふうに考えております。しかし改修にしても、これは20年後には壊してしまうわけでございますので、議会の皆様と議論させていただきながら、また御意見を伺いながら、しっかりとした改修計画を進めていきたい、このように思っています。
12点目です。三鷹駅北口に関してです。これは今の市の考えと変わるのかということでありますが、変わるものではありません。今、市が考えているまちづくりビジョンにも、これは方向性としては北口広場の改修ということになっておりますので、やはり三鷹駅北口ロータリーの改修をしていくというのが今回の私の公約でございますので、それは方向としては同じ方向を向いていると思っております。ただし違うのは、とにかくスピード感を持ってやっていくということが大事ではないかなというふうに思っておりますので、この点につきましては、しっかりとスピード感を持ってやっていきたいと思っております。
13点目、給食の質とは何ぞやということであります。これはかねてから言われていることなのでありますが、給食の質というのは、食材本来の味を大切にする手作り調理、安全に配慮した食材の厳選、食文化を伝える和食献立などというのが、今まで武蔵野市で言われてきた給食の質ということになっておりますので、私もこれを踏襲させていただきたいと思っております。
次に、水素バス、ペットボトルについてであります。御案内のとおり、確かに水素バスにつきましては、水素ステーションの設置費用等も考えますと、大変先の長い話かなというふうに思っておりますが、しかし、現在水素自体は、石炭、石油が第1、第2とすると、第3のエネルギーと言われているとも聞き及んでおりまして、これからやはり水素を使ったエネルギーというのは見直され、そして推進されてくるのではないかと思っております。
現状では、水素バスをすぐに、では今造るかというということはなかなか難しいかもしれませんが、現実もう既に路線バスでは水素バスが走っているところもございますので、そういった見地をまたしっかりと勉強させていただきながら、これは研究させていただきたいなというふうに思っております。しっかりと準備は進めていきたいと思っております。
1つ、これは象徴、スローガン的になってしまうかもしれませんが、公約に掲げさせていただきましたので、私は何とか実現に向けて頑張っていきたいと、このように思っていますが、しかしCO2削減は水素バスだけではないので、先ほどお話しいただきましたEVバス、これは水素バスよりもまだ安価、かなりバス自体の値段も安くなってきていますし、EVバス自体はもうちまたで走っておりますので、こちらのほうはムーバスを早く転換できるように、これから取り組んでいければなというふうに思っております。
ペットボトルなのですが、これは皆さんも、市民の方からよく要望があるのではないかなと思うのですが、隔週だとどうしても、ごみカレンダーしか今その目安がないものですから、1回見落としてしまうと物すごい量になってしまうということで、何とかならないかという声を聞かせていただいております。
私も、市長に就任させていただきながら、これはどうなのだろうということで、所管課とも様々議論させていただきましたら、意外な事実が分かってまいりまして、実はペットボトル排出量は、毎週収集していた平成30年より現在のほうが多いというデータが出てまいりました。また収集経費も、毎週収集のほうがコストは安いということが判明しました。コストって何だという話になりますと、これはいわゆるトラックなのです。ほとんどがトラックの搬送代なのです。だから回収収集費が安いということは、トラックの台数も同程度、もしかするとひょっとしたら少なくなっているかもしれないということなのです。データからすれば。
なので、もしその隔週収集と毎週収集を比べて、市民の方にとって、費用も安い、回収量も少ないとなれば、利便性があったほうがいいのかなというふうにも思います。しかし、これも急にえいやと変えられるものではありませんので、第二次調整計画の中で、今度また変わってまいりますプラスチックの収集と併せて検討していきたいと思っているところでございます。
次に高齢者の件です。これは、高齢者の収入増のために市ができることを、実はシルバー人材センターも考えておりまして、シルバー人材センターに、今でも市の仕事は随分お願いさせていただいているところですが、ただ、シルバー人材センターの人員がどんどん今少なくなってきている、こういう現状もございまして、抱え切れないというお話も伺っているところであります。
なので、そうならば、何かもう一つ器をつくらなければいけないのかなということで、これは公共サービス公社ということを書かせていただきましたけれども、この形については、申し訳ありませんけれども、何をどうしてという具体的なものは、まだ私は持っているわけではありません。しかし、何かこういう形、器をつくって、市の仕事をできるだけ、今までシルバー人材センターに回していたものプラス、何かできるものがあれば、そういったところにも回すことによって、65歳以上の高齢者の方々の就労の機会を増やしていきたい。
やはり就労すること、社会参加をすることというのは、健康長寿につながりますし、今、健康福祉計画の様々な答申をいただいておりますけれども、その中の一つを答申用としていただいたところでもございます。そういうことでございますので、高齢者については以上であります。
次に子育て支援、レモンキャブの拡充はどうなのだという話です。これは法律の改正や規則、条例の改正なども必要になってくるというのは、そうなのかなとも思いますが、これもぜひ子育て世代、しかも少し御苦労されている子育て世代の方に、レモンキャブが使えたらいいかなというふうに思っているのです。生まれてすぐの赤ちゃん、乳児を抱えて、公共機関を使って病院や、また市役所などに来るというのは、大変な御苦労であると思います。
そういったときにやはりレモンキャブの場合は、顔の知れた人が運搬の責任者をしていただいておりますので、これが普通の民間のタクシーと少し違うところかなというふうに思っておりますので、これは研究をしていきたいなと思います。法改正や様々な条例改正等あると思いますので、研究していきたいと思っております。
もう一つは、これは都の施策でありますけれども、子ども・子育て応援券みたいなものを市でもつくれないかなというのを、今庁内で研究してもらっているところでございますので、そういったものも駆使しながら、しっかりと子育て支援にも結びつけていければなというふうに思っています。
17点目は、障害者の親亡き後の支援ですか。住まいですね。特に私も議員のときの最後の一般質問が、障害者施策の中で、住まいの確保をしっかりしてくださいということを申し上げたところでございます。地域自立支援協議会の専門部会で住まい部会を設け、住まいに関する課題の整理を行っているところであります。令和4年12月からあんしん住まい推進事業を開始し、民間賃貸住宅への住居希望者へ支援と、入居先建物所有者への支援を併せて行うことで、高齢者、障害のある方、子育て世代、低額所得者などの住宅確保要配慮者の居住支援を行っているところであります。
障害のある方で民間住宅への入居を希望されている方が何名いるかというのは、ちょっとこれは把握していないわけでありますけれども、お一人お一人の相談に丁寧に対応させていただきたいと思っておりますし、訪問介護などに関しましても充実させていただきたいと思っているところでございます。
次に18点目は、吉祥寺のベッド数ですか。これも先ほどの議員にも御答弁させていただいたのですが、なかなかベッド数の確保を、では武蔵野市が幾つやりましょうというわけにはいかなくて、これは東京都の施策でございますので、東京都と、そして今法人がやっている病院でございますので、法人とよく連携をしながら、できるだけベッド数を確保していきたいと思っています。
次に、住民投票条例についてですが、先ほど川名議員は白紙という表現を使いましたが、白紙は二中、六中でございまして、住民投票条例のほうは凍結というふうに言っているので、これは微妙に違うのです。白紙は全部なくすということで、住民投票条例は、今までの議論は今までの議論として、これは私は尊重しておりますし、有識者会議の議論も大変いい議論がされたなというふうに尊重しています。先日、有識者会議の議論を庁内でまとめた冊子が配られましたが、大変いい内容──庁内でのことをいい内容と言うのはおかしいのですけど、よくまとめられた内容だったなというふうに思っております。
なので、今回は凍結、議論は一旦やめる、一旦これは止めるということでございますが、お話にありました、今までの予定もしくは調整計画に書かれたことは、有識者懇談会の後に市民との熟議というふうに書いてあったわけでありますが、これも、川名議員はそんなことはないと思っていらっしゃるかもしれませんが、私は、今の状態で議論を始めると、また同じような状況に戻るというのが、これは私の考えでございますので、もう少し時間を置いて、しっかりとクールダウンをするまでは、こちらの熟議のほうも凍結させていただきたいと思っています。
さらに次です。次は20番目、建設費高騰であります。昨今の建設費高騰につきましては、資機材の高騰だけではなく、円安やガソリンの価格、労務単価の上昇など、様々な要素が複雑に絡んでおり、今後どの程度高騰していくかというのはなかなか分からない状況であります。従来の水準には戻らないだろうなというふうに思っております。
予算への影響に関しましては、建設費である投資的経費は増えるわけでありますけれども、逆に市税収入や地方消費税交付金などは、歳入面では増えていく要因があるため、毎年の予算編成や長期計画策定時の財政計画、財政シミュレーションの際には、歳入歳出の見込みを慎重に立てながら、必要な投資を行えるよう、財政規律を持って予算執行を行っていく必要があると考えております。
最後に吉祥寺駐輪場の問題です。白紙に戻すのか。ポスターに対する白紙、あの白紙は恐らく、ちょっと私も中の文章を覚えておりませんけれども、あれは売買を白紙に戻せというような内容だったのではないかなというふうに思うのですが、もう売買は行われておりまして、今裁判も始まっているところであります。この件に関しましては司法の場に移っておりますので、答弁は差し控えさせていただきたいと思っております。
以上であります。答弁漏れがありましたら、ぜひ御指摘をいただきたいと思います。
失礼。最後、日本一か。日本一がありました。最後いただいていました。日本一の市政にしたい。これはもうスローガンであり、私の思いであり、市民に対しての呼びかけというか、一緒に日本一の市政をつくってまいりましょうと、そういう私の覚悟も含めた言葉であります。
でも実際に武蔵野市は、財政力のお話がございましたが、財政力でも、恐らく瞬間風速で考えれば日本一になってくると思います。それを支えていらっしゃる日本一の市民力というのもございますので、こうした潤沢な財政力、また本当にすばらしい市民力を使って、市民の皆さんが、いや、武蔵野市はいい市だ、日本一の市だと思っていただけるように、議会の皆様とも協力をさせていただきながら、これからも市政運営を行ってまいりたいと、このように思っております。
以上です。