11940◯4 番(深田貴美子君) もう一度確認させてください。規範性と内部統制、これを進めていくために、入札監視委員会や外部監査制度、それから経営諮問会議など、こうした具体的な組織体を検討していくということについては、お考えはありますでしょうか。ぜひ入れていただきたいと思います。
それから、保健センターのことは、悪いと言っているのではないのです。ただ、今回の債務負担行為の停止と、それから予算の見送りというのが、70億円を前提としての一旦立ち止まりなのか、それとも中身も見直すのか、または予算を削減するのか。それによって、どこを目指して議論していったらいいのか。私ども議会はそれぞれ好きなことを言いますから、予算委員会で決して総意にはなりませんよ。大丈夫ですか。そこをしっかりしないと、何かたくさんの御意見をいただきましてありがとうございましたと言って、いつも終わってしまうのです。こちらも、そこについてはきちんと調整をしていかないと、これは止まっただけのパフォーマンスになりかねないです。要は、この70億円の何が問題なのか。削減するなら何に使うのか。削減するけれども、機能は上がるのか。そういうところを議論していかなければいけないのではないですか。例えば、私があのときも指摘しましたけど、調整計画には災害時の拠点になると言っている割には、全くもって、あの内包されている診療所は機能的になっていません。それから、先ほども話がありましたけど、児相を誘致して、一時保護機能はないわけです。子どもたちにとっては、これが物すごく大事なのです。小美濃さん、杉並の児相を一緒に見に行ったではないですか。あの状況です。だから、そういったこととか、それから、感染症対策をやるのであれば、東京都が進めるiCDC、これとどう連携できるかということも武蔵野市なら考えたっていいわけです。こういった大義をきちんと議論できるかどうかがこの保健センターを質疑していく一番の目的ではないですか。それについてお考えをお聞きしたいと思います。
国土強靱化は、これは絶対に市民参加は必須なのです。より市民の皆さんに、防災意識、減災意識、自分の命を守るということを考えていただく、よいきっかけに生かしていただきたいと思います。
南口のグランドデザインは、お互い吉祥寺の人間ですから、もう地権者の方々と顔が見えるお付き合いではないですか。本当に苦しんでいます。悩んでいます。お困りです。自分の目の黒いうちに何とかしてほしいという願いが伝わってきます。これは人情です。だから、今おっしゃったことも理解はします。ですけれども、それを示していくために、庁内にきちんと推進体制の組織をつくっていただきたい。これが担保です。その方たちへの、長年の。まさに人の財産に手を入れていくのが都市計画です。そこに対して行政がどう責任を取るのだということを形で示していくことが必要だと思いますが、御所見を伺いたいと思います。
それにつきましても、公会堂は恐らく150%しか容積を生かしていないのです。ですから、大いに活用する意義と大義をあそこは持っているのです。それを取りあえず、まずは何とかしておいて、だけども、この先、どういう再開発もしくは再整備になっていくか分からないというのは、これは非常に残念な手法ではないですか。公有地拡大法とかいろいろな手法が使えるはずですし、まさにあの公会堂と一緒に動くのだということを地域の皆様は期待をしているわけですし、そこに先に蓋をしておきながら、さあ、皆さん考えましょうと言っても、なかなか気持ちが動かないのではないでしょうか。そういう意味で、この公会堂の事業は一旦中止にしておく。その中で、一定程度、合意形成をつくる。こういうことが武蔵野市の市民参加の合意形成のプロセスになっていくのだと思うのです。
そういう意味においては、住民投票条例について、私は御担当から大変大きな指摘をいただきました。議会も、行政も、住民の意思とは何かということを議論していなかった。これを有識者会議で最後に有識者に言われたのだそうです。指摘されたそうです。そのとおりです。私たちは、住民の意思とは何か、住民の発意とは何か、これについて全く議論していないのです。これをきちんと議論して合意をつくらない限り、この先、武蔵野の伝統ある住民参加、市民参加、こんなことを言えないです。ですから、私は、この件についてはぜひとも、庁内、議会を含めて勉強会を開催するなどのことはしておくべきだと思います。そうしなければ、また再びこの条例案が上程されるような事態になったときに、議会も、そして行政の皆さんも、構えができません。これはあの場に居合わせた私たちの責任ではないですか。そういう意味から、私は、武蔵野市には協議会制度が必要だと言っているのです。これは三鷹市、小金井市、立川市、日野市、八王子市、国立市は、既に投票の前に投票の限界を認識しているからこそ、住民討議会、協議会という制度を取り入れているのです。ここがすっかり抜け落ちているのが、何と、武蔵野市です。いかがですか。