11947◯市 長(小美濃安弘君) オンライン授業に関しましては、できるところからやったらいいのではないかという御指摘でございました。できるところからという御指摘なのですが、やはりこれは市でやっている公立小学校、中学校の話でございますので、全校が取りあえずはできる体制を整えてから。そうなっても学校間で様々な、やはりオンライン授業に関しては、物すごいスキルを持った先生がいればそれはすぐにできてしまうかもしれませんし、そういう意味では全校できるような体制をつくって、一番早いところは出てくるかもしれませんけども、しかし、体制を整えていないのにできるところからというのは、緊急時はこれは仕方がなかったかもしれませんが、できるだけこれは足並みをそろえていきたいというふうに私は思っています。
学校の統合。大野田小学校に行かれたということで、千川小学校も行かれたことはございますか。千川もなかなかいい学校でございます。確かに、オープン式の、廊下と教室の間の壁がないというのは、私も大学は建築を専攻いたしましたので、小学校も実は課題として勉強させていただきました。当時、40年ぐらい前には、既にもうアメリカではああいう学校の形態がありまして、学校は勉強するところだけではなくて、教育を通したコミュニティ、学校内のコミュニティをどうつくっていくかという、そういう教室のつくりになっているわけであります。大野田小学校はすごいという御評価をいただいたわけでありますが、公立の魅力をつくる。大事なことであります。ただ、公立の魅力というのは、校舎を立派にするだけでは、これはなかなか違うのかなと思います。それはその中で行われる教育内容であったり、先生の質であったり、また、特色のある授業。例えば、セカンドスクール、先ほども朝一番で質問いただきましたけども、こういうことを武蔵野市はやっているのだと。こういうことを総合して、やはり魅力ある公立学校というのはできてくるのではないかと思っておりますので。あと、クラブ活動です。クラブ活動なんかも、今、公立なのにラグビー部があるという、なかなかすばらしいクラブ活動もあるわけでありまして。ただ、一方、クラブ活動は今、教職員の不足、指導員の不足で、やりたくてもできないクラブ活動もあるということでありますので、部活動指導員に関しましては少しプラスにしていこうというような考えも、今、持っているところであります。
学童クラブの給食、政治判断だ、確かにそうなのかもしれません。最終的には市長が判断するわけでありまして。ただ、そこに行くまでには、まだ様々検討する課題がございますので、市としてできることをこれから関係部署とも、また、当事者の皆さんとも協議させていただきながら検討を進めていきたいと、このように思っております。
吉祥寺、三鷹のまちづくりです。特に三鷹につきましては、三鷹の北口ロータリーの改修ということを公約にも上げさせていただいたところでございます。吉祥寺も南口がやはり大きな問題なのかなというふうに思っております。これにはステークホルダーの方がいるわけでありまして、そういう人たちが、市長が先頭になって話をしていくべきだと、こういう御指摘だったと思っております。そのとおりかなと。やはり、ずっと市長が出っぱなしというわけにはなかなかいかないと思いますが、要所要所でしっかりと大事なところは市長が出向き、お話をさせていただければなと思っております。私は施政方針にも書かせていただきましたけども、やはりコロナ禍で、市役所に対する、ある意味での遠さを感じてしまった市民の方々に対して、職員の皆さんには、どんどんまちに出て市民の皆さんと触れ合ってください、そして、市民の皆さんの情報を市役所に持って帰ってきてくださいと、こういうお話もさせていただいております。そして、何よりも、私自身がまちに出て、しっかりと市民の方々と触れ合ってまいりますということも申し上げているところでございますので、まさしくこういったまちづくりに対するステークホルダーの方々にも、私はまちに出させていただいて、しっかりとお話をさせていただければなというふうに思っております。
次に、住民投票についてです。住民投票は、道場議員は議論不足が一番の原因だったというお話でございましたが、有識者会議の議論を庁内でまとめた報告書によると、その以前の問題であったと。住民投票条例をつくるに当たっての性格や目的、ここの議論がもう既に不十分だったという結論を庁内で出したわけでありまして、これを私は総括と一応させていただいているところであります。なので、そこから始めるとなると、本当に大変な時間と、労力と、また、それが始まったということに対するまちの不安、こういったものがあるのではないかと思います。なので、今まだ市民がぎくしゃくしている、そして、不安に感じていらっしゃる方もいらっしゃいます。住民投票の凍結と、住民投票討論の議論凍結は、実はほぼ同じなのです。というのは、住民投票自体が、今、ないですから。これは廃案になったから、今、ゼロになっているわけですので、この議論を凍結するという、このことでございます。
保健センターは、対案を早く出せということでございますので、できるだけ早く出させていただきたいと、このように思っています。
長期計画は、10年が長いのではないかと。この議論はやはりしなければいけないかなというふうに思います。かつて長期計画は12年を一つの単位としておりました。これはなぜかというと、4年ごとの選挙に合わせてやったわけです。しかし、やはり時代の趨勢で、これは10年に変更されたわけでありますので、今、この10年に対して、議員の皆さんの声もよく聞かせていただいて、10年では長いのではないかという声があり、そして、それに対するしっかりとした議論ができるならば、これは変更もあり得るのかなというふうには思っております。
VUCAについて知っているのか。あまりよく存じ上げておりませんでしたが、注釈で、将来の予測が困難な状態と書いていただきましたので、そういうことなのかなというふうに実感しているところです。