11956◯教育長(竹内道則君) 私からは、2の2、一時避難場所開設における教職員、児童生徒の位置づけ及び役割についてお答えいたします。
まず、教職員については、令和4年度に改定された武蔵野市地域防災計画において、校長の管理下において、災害対策教育部避難所班の一員として非常配備体制に入るものとすると明記することができました。
具体的な発災直後における避難所開設に当たる教職員の従事内容ですが、最優先すべきは児童生徒の安全確保であり、その上で、施設の安全確認や避難者の案内、誘導などが挙げられます。その後は、児童生徒の保護や心身のケアに努めるとともに、学校再開の準備や避難所運営の支援をしていくことが役割として考えられます。
児童生徒の役割との御質問ですが、児童生徒においてまず大切にすべきは、自分の命をしっかりと守るということが基本であると考えます。その上で、地域防災計画では明確には位置づけられておりませんが、市民の責務として、被災後における相互の協力について、できる範囲で協力をしていくことが考えられます。特に中学校では、地域と連携した防災訓練を、記憶する限りでは全校で行っており、災害用トイレの設置や応急手当等の知識技能を身につけ、地域防災の担い手となるような取組を進めております。
次に、2の4の御質問で、避難所撤収の際の教育環境の復旧についての御質問です。地域防災計画においては、教育委員会は、学校からの校舎などの被害報告に基づき復旧計画を作成し、速やかに復旧することとされています。教育委員会としましては、学校と緊密に連絡を取りながら、施設面の復旧を進めつつ、授業再開に向けて、学校への助言指導、教員体制の確保、保護者への周知などの対応を行ってまいりたいと考えております。
以上です。