12008◯24番(西園寺みきこ君) 御答弁ありがとうございました。それでは、3番目の介護報酬のほうへ行きたいと思います。
国のほうでは、全体としてはそんなに下がっていないよという、そういう主張だということは私も把握していますが、でも、何で訪問介護だけ下げるのでしょう。本当に不思議なのです。細かく見るといろいろ理由はあるとは聞いておりますけれども、この武蔵野市においては、やはり訪問介護が命綱というのは、繰り返し申し上げたい。そして、自転車に乗って、あるいは軽自動車に乗って一軒一軒を訪問する、それもどんどん細切れの時間で介護や生活支援をやっていらっしゃる、こういう人たちに自信を持って働けない環境にしたら、大介護時代どうするのということは、これは言うべきだと思いますよ。今、市長もおっしゃったとおり、武蔵野市は、介護保険の導入時にも、国にきちんと物を申すということをやってきました。国を忖度することなく、ぜひ意見をくっきり上げてもらいたいなと思っております。訪問介護は武蔵野市の市民にとって命綱だということをお伝えしておきます。
それでは、次の子どもの権利侵害のほうでございます。だから、3番目のほうは再質問ございません。2番目の子どもの権利侵害のほうを申し上げたいと思います。2年前に議会で取り上げた件で、もうちょっと何か進展がというふうに今お聞きしたところですが、教育長の答弁では、何かこれといった決め手はなかなかないのかなということは感じました。基本的には、やはり被害者の方、それから加害の側も含めた丁寧な寄り添った対応ということは、もうこれは必須だと思っておりますので、これは進めていただきたいなというふうに思いますね。
防犯カメラについても、今後いろいろな方の声を聴きながら、今後検討するということなのかなと思います。今のところは検討もしないということなのですかね。あくまで私は慎重な立場でありますが、校舎内の防犯カメラについては、今どういうお考えなのか、再度ちょっとここはもう1回教育長に答弁いただきたいなと思っております。
それから、性教育についてです。これも、今回は陳情が上がってきておりますので、出てきておりますので、そこでの議論も注目していきたいと思っています。大枠における人権教育、性教育ということについては、これは進めていかなければいけない。男女平等推進計画のような行政計画の中はもちろんですけれども、学校現場でも、私の立場から言えば、もうとっくに計画的に、発達段階に合わせて低学年、中学年、高学年というふうにカリキュラムがきちんとつくられて、外部の先生を呼んだりする教育が計画的に行われていてもいいくらいのタイミングだと私は思っているのです。この(6)の性教育についても、すいませんが、教育長にも再度御答弁をお願いしたいと思います。
それから、市長に子どもの権利条例の反対した理由をお聞きしました。今回もまたはっきり御答弁いただいてありがとうございます。家庭や保護者の役割が明記していないということが一つの理由ということです。現場で混乱するのではないかという話が今までも何回か、市長からもほかの議員からも出ていると思います。やはりいろいろな新しい職が始まるときは、多少の混乱はあると思います。私が議員になった最初の頃にスクールソーシャルワーカー、SSWというのが初めて市に1人配置になって、その当初も、やはり学校の職員室では、この人何みたいな感じのやり取りがあったということはあの当時のヒアリングで聞いています。今6人まで増えまして、すっかり当たり前になりましたけど、最初は多少は、役割分担とか、どこまで口出していいのかということはあるのは当然かなと思います。
なので、これから始まる、新しく始まる子どもの権利擁護委員の機関としての働き方、最初からスムーズにはいかないと思いますけれども、その辺はぜひ、先ほど推移を注視していくという市長の力強い答弁をいただきましたから、その方向で、長期的にきちんと育てていくということを市長にお願いしたいと思いますので、ここは御答弁をお願いしたいと思います。
では、そこまでお願いします。