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令和6年第1回定例会

2月28日(水曜日)

令和6年第1回定例会
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12104◯市 長(小美濃安弘君)  それでは、木崎 剛議員の一般質問にお答えをいたします。
 市報1月1日号に掲載をされました市長の就任日と任期満了日に1日のずれが生じている理由についてでございます。市長の就任日についてですが、就任という言葉自体は、公職選挙法などで規定された言葉ではなく、当選人の効力が生じた日をもって、就任と表現をしております。当選人の効力は、公職選挙法第102条において、当選人の告示があった日から生ずるものとされています。今回の市長選挙では、12月25日に当選人の告示を行ったことから、市長の就任日は12月25日となり、市報でそのように案内をしたところであります。市長の任期については、公職選挙法259条で、地方公共団体の長の任期は選挙の日から起算するとされているため、選挙期日である12月24日から始まり、任期満了日は4年後の令和9年12月23日までとなります。以上の理由から、就任日と任期について1日のずれが生じております。
 続きまして、市報における公報と広報について、どのような規定で取り扱っているかというお尋ねでございます。市報における広く伝える広報については、武蔵野市広報発行規程により、掲載する事項や市報の発行、配布などについて定めております。公の公報については、規定はございません。
 続きまして、市長選挙、市議会議員補欠選挙の結果は1面で報告すべきだったのではないかというお尋ねでございます。選挙結果は、市報で市民に広く周知する必要がある情報であると同時に、速やかに周知することも必要であるものと認識をしております。1面につきましては、デザインや編集作業などの調整に時間を要するため、直近で発行を控えていた市報1月1日号のお知らせ欄に掲載し、いち早く広く市民に周知することを優先をしたところでございます。
 続きまして、市報に掲載する事業などについて、その予算の提示や必要性を含めた費用対効果などについて市民に分かりやすく提示すべきではないかという質問でございます。市報の紙面作成に当たりましては、限られた紙面において、市民が必要とする情報を分かりやすく伝え、そして伝わることを意識して作成をしております。事業内容や予算の情報につきましては、例年、市報3月15日号に掲載をしている新年度予算の主な事業と予算や、全戸配布する季刊むさしのの春号に掲載をしている新年度予算案や、特徴ある事業など、市報やその他の媒体により網羅的な周知が図られていると認識をしております。
 次に、公園のトイレへの御質問でございます。市内でトイレが設置されている公園緑地は、16か所ございます。設置要件は、1として、敷地面積がおおむね5,000平米以上であること、2として、長時間滞在型の利用形態であること、3として、イベント等の会場として集中的に多くの市民利用が予想されること、4として、近隣住民の合意が得られていることとしており、原則としてこれらの条件全てに該当する場合に限り設置をしているところであります。
 次に、トイレの設置についての必要性でありますが、トイレは建築物として一定の条件を満たす必要があり、狭小な公園緑地では法的に設置ができないケースもあり、さらに防犯面や衛生面などの理由から、隣接住宅の理解が得られにくい状況となっております。また、安全で清潔なトイレを維持するための維持管理の課題もありますが、今後の設置につきましては、市民要望も踏まえ、緑の基本計画の改定と併せて議論をしていきたいと思っています。
 次に、特色ある公園を増やすべきではないかとの質問であります。市ではこれまでも、3駅圏レベル、全市レベルで必要な機能を有した整備を行うことで、テーマを持った特色ある公園づくりを進めてまいりました。今後も、このような考え方の下、魅力ある公園づくりを進めてまいりたいと思っております。
 次に、公園や街路樹の剪定等に関する現状の課題についてであります。市内の街路樹や公園内樹木については、これまでは自然樹形を大切にした樹木管理を行ってまいりましたが、高木化、巨木化に伴う根上がりによる通行支障や、近年の激甚化・頻発化する自然災害による被害を軽減するため、樹種や地域環境に合った定期的な剪定や樹高を抑える剪定などを実施をしております。今後とも、同様の考えの下、適正な維持管理に努めてまいります。
 次に、日本一の文化・スポーツ都市を目指すという公約で掲げた事項について、お尋ねをいただいております。施政方針で述べましたとおり、文化やスポーツは人生を豊かにしてくれる大切なものであります。コロナ禍の苦しい期間を経て、私たちは改めて文化・スポーツの大切さを認識いたしました。文化・スポーツは、心の豊かさや創造性を育み、心身の健康づくりに寄与するとともに、様々な人や社会とのつながりを生み出し、生活の質を高めてくれるものであります。また、文化やスポーツは、個人として楽しさや喜びを得られるだけでなく、教育や福祉、産業振興など、様々な分野と結びつくことで新しい可能性が生まれ、まちの魅力向上や課題の解決につながることも期待できます。このような観点から、今後も一層の文化・スポーツの振興に取り組んでいきたいと考えています。
 続きまして、日本一の文化・スポーツ都市を目指すことで市民にどのような影響を与え、市民生活の向上につなげていくかということについてであります。スポーツは、市民の心身の健康づくりや充足感の醸成、人と人との交流の促進、地域の一体感や活力の醸成に寄与する重要な活動であります。スポーツは、個人として楽しさや喜びを得られるだけでなく、地域の課題解決に資する役割も期待されております。令和3年度には、本市におけるスポーツに関する事業を体系化し、総合的に推進することを目的とし、第二期スポーツ推進計画を策定して、基本理念として、市民の誰もがスポーツを楽しみ、豊かな生活を送り続けられる武蔵野としております。これは性別、年齢、障害の有無を問わず、市民の誰もがスポーツの魅力や価値を実感し、自由で気軽にスポーツを楽しみ、豊かな生活を送ることができるまちを目指すとともに、スポーツを通して人と人とのつながりを創出し、仲間づくり、地域づくりへと発展しながら、魅力と活力があふれる持続可能なまちを目指すものであると考えております。
 続きまして、スポーツ支援に関する質問についてであります。少年スポーツの分野では、主催事業への後援、合宿等の事業に対するバス借り上げへの補助や団体の指導者への保険加入、講演会等を実施する際の講師謝礼など、今後も青少年関係団体への支援を行っていくことを考えております。
 続きまして、文化・芸術・スポーツの、市民文化会館、公会堂、吉祥寺シアター、スイングホールなどが充実しているが、市民団体の優先利用などの活用の機会を増やす方策が必要ではないかというお尋ねでございます。文化施設につきましては、市内団体の活用機会を増やせないかということでありますけども、本市の文化施設は市民文化会館をはじめとして市内の3駅圏にバランスよく整備をされており、近隣の自治体と比べても充実した環境にあると考えております。文化施設の市民団体の利用状況におきましては、現在、代表者が市民である団体または事務所が市内にある団体は、市内の団体として、一般の団体よりも安い使用料で御利用いただいております。このような市内団体の利用割合は、施設によって、また、年によっても違いがありますが、全体としては過半数を占めております。ただ、市外の団体につきましても、一定程度多く利用されている状況であります。今後は、施設利用の現状をよく調査、分析し、市内の団体が使いにくくなっている状況があるとすれば、例えば、優先予約などの方策も含め、どのような対応が求められるか、検討してまいります。
 次に、文化・芸術・スポーツについて、見る、感じる、応援するなどの機会を増やしていくべきとのお尋ねでございます。市では、平成30年に策定した文化振興基本方針において、5つの方針を掲げ、方針の1番では、誰もが芸術・文化を享受できる機会をつくるとしております。見る、感じる機会の具体的な取組として、文化生涯学習事業団では、毎年、数多くの公演を企画しており、小・中学校などへのアウトリーチ事業も実施しております。昨年開催した国際オルガンコンクールでは、プレイベントとして、まちなかでのコンサートやコンクールの動画配信などにより、多くの方に芸術・文化に触れていただきました。また、本市では数多くの市民団体の皆様が芸術・文化の活動で活躍されており、自らが演じるだけでなく、市民に向けた鑑賞や体験の機会も提供していただいているところであります。今後も、より多くの方々が芸術・文化に触れられる機会を提供していけるよう、様々な関係者と連携しながら取組を充実させてまいります。
 以上でございます。他の質問に関しましては、教育長がお答えいたします。