12655◯24番(西園寺みきこ君) 細かいことをたくさん答弁ありがとうございました。
まず、環境のほうからいきたいと思います。市長の御答弁の中にもありましたが、世田谷でこういう連続講座とか、市民向けのリーフレットなんかを作って、雨庭ということを意識、普及啓発をしながら、いろいろな場所でできるようにという取組が進んでいます。公共施設に、すぐにどこにもぱっと入れるということは確かに難しいと思いますけれども、チャンスを捉えて、これは市民の皆さんへの雨水浸透を──大体、雨水浸透は目に見えないところに全部地下にあるけれど、雨庭は見えるところにつけられますから、これは工夫していただきたい。それから、民間の空地利用の中でも可能性は十分あるので、何かのときにいろいろ話題提供しながら、この雨庭というものを少しずつ増やしていくような取組は、ぜひこれから考えていただきたいと思います。これは要望です。
それから、リユースカップの話です。これが実物なのですけれども、リユース、ごみゼロだから、ごみ対のほうから答弁が出るというのは予想はしていたのですけれども、実はやはりいろいろな団体のお祭り、イベントの話ですので、だからこそ、こうやって一般質問で取り上げているのです。いろいろな場所でいろいろなイベントがそれぞれの所管であると思うのです。そういう中で、できるところから、コロナが終わりましたから、少しでも取り入れていく。みんなでこうやってゼロカーボンシティに向けて頑張っていく、お祭りで使うというのは、御存じのとおりにすごくやはりPR効果が高いのです。こういうことを武蔵野市は推進していますよと、ぜひお願いしたいと思います。
これが、写真ばかりですみませんが、中野でやっている洗い場です。これを買っていただいて、自分でゆすいで2杯目も飲んでください、こういうお話でございました。参考にしていただければと思います、これも要望でございます。
共同親権の件です。これも全然まだ、法改正は成ったものの、ガイドラインも出てこないし、自治体で何をどういうふうにしていけばいいのか、具体的なものが出ていないというのはそのとおりだと思います。現場でも、まだどうしたらいいのだという感じだと思いますので、ここで何かこれをどんどんやってくれということをなかなか私も質問しづらいのですけれども、実態として、先ほど答弁あったように、離婚件数は、全国でいうと半分ぐらいが未成年の子どもがいるということです。そうすると、武蔵野市でいうと、少なくとも150人とか200人の子どもたちが親の離婚という目に遭って、いろいろなトラブルを抱える可能性があるということだと思うのです。その子どもたちに対して、これからやはり何かしていかなければいけない、そっちの方向に進んでいかなくてはいけないということを今日ははっきり申し上げたいと思います。その子どもが、お母さんべったりでもない、お父さんべったりでもない、本人の気持ちというのを誰かが聞いてあげなくてはいけないのです。あなたは本当はどうしたいのという気持ちを聞いてあげなくてはいけない。それをこれから一歩一歩だと思いますけれども、そういう方向に進んでいかなくてはいけないということをはっきり申し上げたいと思います。
それから、連れ去りの問題がいろいろ話題にはなっていますが、先ほどのアンケートでも、やはり養育費をもらっている人が4割ぐらいしかいない。全国では2割ぐらい。その理由は、関わりたくないということなのだ。これは事実としてきちんと受け止めるべき。やはり離婚したときに、円満離婚は少ないということです。親が仮に物理的な暴力を振るっていなくても、不穏な空気とか、嫌な空気とか、それは子どもにとっては面前DVなのです。私はそれは今日はっきり言いたいのです。変な空気が流れているだけでも子どもにとってはつらいことなのだ。そのことをはっきり言いたいのです。そういうときに、親の都合で共同親権だ何だと振り回される、翻弄されるというのは、私はやはりなかなか賛成できない。だから、今回、私、面会交流とか養育費の支援の現場の方、ひとり親支援の現場で働いている方複数とお話しましたが、いや、本当は共同親権のほうがいい、別居親ともいい関係をつくれたほうがいいに決まっている。だから、今回の法改正には一概に反対ではないのだけど、実態は違うのだよね、こういうお話なのです。なので、なかなか質問にならないという、そのとおりなのですけれども。
この件に関しては、これから、まだまだ国の方針が出てこないから、なかなか言えないことだと思うのですけれども、繰り返しになってしまいますけれども、一人一人の子どもの声をきちんと聴いてあげるという、そういうことについては、もう率先して武蔵野市は、国に先駆けるぐらいのつもりで、そういう子どもたちに寄り添うような、そんな取組を進めていくというところは、決意をお聞きしたいのですけど、いかがでしょうか。