12889◯9 番(小林まさよし君) ありがとうございました。まず、日本一の市民の力のほうです。こちらのほうは広報関係で対応されていることは承知しています。こういったところをどんどん増やしていって、あらゆる分野で採用して、新しい風というのでしょうか、入れていただきたいな、風通しのいい市役所をつくってもらえればというように思います。
財政力指数と経常収支──まずすみません、事務事業見直しです。こちらのほうは今2,500万円弱です。この水準でいいのかという議論がやはりあると思うのです。800億円を超える予算規模の自治体ですので、1%だって8億円です。1%までできるかどうか分かりませんけど、というか、そのぐらいやらないと、武蔵野市の状況、ほかの自治体よりも120億円、三鷹市よりも120億円も豊かな自治体なので、1%ぐらいひねり出してほしい、こういうように私は思うわけです。そして、その分、本当に必要な事業、多額の税金がかかるまちづくりとか、そういったところに限られたリソースをきっちりと適正に配賦していく、こういったことをしっかりと考えてもらいたいというふうに思います。
財政力指数と経常収支比率についてです。特に経常収支比率は19%余裕があるということなのですけども、でも、武蔵野市の4,500──私は4,500億円と思っているのですけども──30年間で4,500億円という水準は大きいです、ほかの自治体よりも。年間150億円ですよね。経常収支比率の分母を500億ぐらいとすると、50億で10%、75億だと15%引き上げるわけです。そして今81%ですけど、この基準でいった経常収支比率が95%を超えた場合というところに軽く引っかかるではないですか。それだけ単純にやればですよ。まあ、ここまで単純にしていいのか分からないのですけども。
やはり私は、投資的経費をどういうふうに見るのかという指標が必要だと思うのです。株式アナリストでいうと、PBRという株価純資産倍率というのがあるのです。それに対して、例えば資本性の高い負債というのがあるのです、なんとか準備金とか。これを負債から資本の部に持っていって、それを一つの自己資本とみなすという考え方をして、会社の健全性とかを見るということがあるのです。だから、武蔵野市も御検討いただきたいのは、修正経常収支比率というものを出してもらいたい。それで投資的経費がどうなっているのか。少なくとも──長期財政シミュレーションについてまた話したいと思いますけども──財政計画において、この先5年間で、令和7年度が107億円かな、令和9年度が174億円ぐらいだったかな、投資的経費が税金として投入されるというふうにありました、たしか。では、これよりも多くなる予定です、六長調ベースなので、3,600億円ベースで。200億円下手すると1年間に投入されるときがある。それでも、経常収支比率と財政力指数は、別に全然、80%前半ですということもあり得るわけです。それで本当に市の見える化ができるのですかというのに強い疑問を持たざるを得ない。この投資的経費を含めた修正ベースの指標を市として持って、しっかりその上で管理していくというのは、二次調整計画でもあってもいいと思うのですけども、その点について市長の御見解を伺いたいと思います。