12890◯財務部長(樋爪泰平君) 今後の財政力指数と経常収支比率でございますけれども、これから投資的経費に対応していくためには、当然、毎年度の予算も含めてですけれども、これまでためてきた基金の取崩し、それから市債についても、これまでかなり減らしてきていますけども、これはこれからしっかりと投資的経費に充てていくために、これから市債については間違いなく増えていく。市債が増えれば、それに対しての公債費が増えていきますので、そこは経常収支比率に間違いなくストレートに、影響していきます。ですので、現在の財政状況についてということで御質問がありましたので、それについては、健全で良好な状態でございます。
六長調の財政シミュレーションでもお示ししたとおり、30年後の財政シミュレーションにおきましては、基金は減って、市債は増えていきます。それに応じて、財政状況も今よりは確実に悪化いたします。それはもう我々としても想定をしています。公共施設の大更新期を迎えるに当たって、これは武蔵野市の今後100年間の中で最もお金のかかる時期でございますので、そこを基金、市債をしっかりと活用して乗り切って、そのときには一定財政指数が悪くなります。それはもう我々してもしっかりと認識をして、予定されているものというふうに認識をしているところでございます。
御提案いただきました修正経常収支比率というのは、私どもとしても初めてお聞きしたことでございますので、これは全国統一の基準でやっている数値でございますので、それに対して武蔵野市で独自でどこまでできるかといったところについては、我々としても研究させていただきたいと思いますけれども、少なくとも、御懸念いただいているような、今後財政状況が悪化したときに、その時点で慌てるのではなく、一定のアラートが出たときに、また財政シミュレーションもし直しますし、抜本的な財政計画、それは将来負担比率が100を超えたときというのは、そのような仕組みをこの六長調の中で新たにお示しさせていただいておりますので、それがまさに議員が御心配されている、早めに手を打つ我々としての仕組みなのかなというふうに考えております。
以上です。